goo blog サービス終了のお知らせ 
明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



写真を始めてずっと、制作した立体像の陰影を、それをさらにより生きるように陰影を与えていた。なので、陰影を排除しようとい思いついた時に躊躇したのは当然である。蒙古兵と無学祖元の『臨剣の頌』を制作しながらつくづく思った。寒山拾得や蝦蟇仙人にも陰影を与えようとは思わないけれど。陰影のない石塚式ピクトリアリズムは、ガッツ石松の幻の右くらい〝滅多に出ない“スペシャルな手法とすべきかもしれない。 蒙古軍が南宋に浸入した時、温州の能仁寺にて坐禅する無学祖元が蒙古兵に剣を向けられるが、平然と「臨剣の頌」(りんけんのじゅ)という漢詩を詠む。すると感銘を受けた兵は去ったという。後に北条時宗にこわれて来日し、円覚寺の開山となる。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« パラレルワールド 今となっては... »
 
コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。