明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



朝8時に東京駅行きバス停で待ち合わせのはずが、7時にT屋のかみさんよりKさんがすでに来て飲んでいると電話。行ってみると昨日遅くまで飲み、醒めないまま本日に突入して超ハイテンション。飲み過ぎないでといったじゃないの、といいたいところだが、一緒に飲んでいたのが私だからいえない。ここから新幹線の車中、ずっと続く女性の話。相変わらずの話なのだが、最近新しいネタが増えたのがやっかいである。 今回浜松の自衛隊広報館に撮影に行くのが目的なのだが、Kさんの状態を考え、行くのは明日にし、とりあえず舘山寺温泉に行く。映画のセットのように人の気配がまるでない。浜名湖を眺め、かろうじて開いていた店でうな重を食べる。ロープウェイに乗り、展望台で眺める景色は絶景。眼下の遊園地には、まったく人の気配がなく、なのに稼働中の観覧車や、無人で水しぶきを上げるウォータースライダーみたいな乗り物が不気味。することもなく3時頃ホテルにチェックイン。閑散としている館内。さっそくフロントでコンパニオンの様子を訊くKさん。呼べないことはないが、とまったくお勧めできない感じのホテル側。フィリピンパブが一軒あったが昨年潰れたという。Kさんをなだめて露天風呂へ。夕食は部屋で。早めに用意してもらう。この間もずっとKさんの女性の話が途切れることなく続いたことはいうまでもない。 舘山寺から数キロの所に、Kさんの昔の同僚が住んでおり、連絡して会うことになった。私も一緒に、というが、気を使うのもいやだし、旧交を温める邪魔もしたくないので遠慮した。むしろ数時間は静かに一人飲んでいられるわけである。 11時過ぎに楽しそうに帰ってきたKさん。帰り際、かつての同僚は涙を流して喜んでいたという。Kさんの周りは暖かい人ばかりなのである。それは来たかいがあったねェ、とシミジミする間もなく再開するKさんの柔らかい話。就寝までの一時間の間に5回くりかえされた。

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