明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


坐禅すらしたことがない私が、本来なら手掛けてはならないようなモチーフだと思うのだが〝人間は頭に浮かんだ物を作るように出来ている“長年にわたり引用し過ぎて、本当にそういっていたのか?という気がしなくもないが、たしか養老孟司がいっていた。初めて目にした時、人間がそういう仕組みになっているのなら、仕組みのせいであって私に責任はない。と、何かというと引用している。とはいうものの。 82年、架空のブルース、ジャズマンによる初個展の時、10代の女の子が私が作ったピアノの鍵盤を数えているのを見て、トラウマになった。確かにそれぞれの渡世、いや世界には守るべきルール、決まりごとがある。特に最近は、坐禅の時の手の上下が違っていて慌てて作り直したり、ああだこうだやっている。そのおかげといって良いのかは判らないが、龍を空に飛ばすことも可能である。

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