明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



それにしても、金魚を眺め暮らす、というのはナイスアイデアであった。下手な頭さえ使わず空っぽにしていれば、勝手に、あれやれこれを作れと降って来る。ぼーっと眺めていると30分などすぐ過ぎてしまう。 自然物である人間が作る高層ビルと、自然物である蟻が作る蟻塚は本来同じ物であろう。しかし人間は、余計な頭を使い過ぎると原発など作ってしまう。 寒山と拾得は文殊菩薩と普賢菩薩の化身ということになっている。現在廃止措置中だという高速増殖炉の原型炉を「もんじゅ」、新型転換炉の原型炉を「ふげん」という。目眩ましとしては、悪い意味で実に秀逸なネーミングである。宗教界からクレームは出なかったのだろうか?と検索したら。地元の「永平寺が命名に関わった説もあり、西田正法事務局長(56)は『菩薩の知恵を借りて無事故を願ったのなら浅はかな考えだった。仏教者として世間にざんげすることから始めたい』」と語りました。(2011年10月26日 読売新聞)
喝!!!


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