江東区のコミュニティ財団に、小津安二郎像に続いて松尾芭蕉像の買い上げが決まり、芭蕉記念館に収蔵される事が決まった。小津像は古石場文化センター内の小津コーナーに展示されているが、来場者にいつでも、いつまでも観ていただけるというのは格別なものがある。 全国にある芭蕉像は二千体に及ぶ、と聞いたことがあるが、芭蕉の門弟達が肖像画を残しているにもかかわらず、無視され、どこの誰だか判らない芭蕉ばかりである。例えば昔の人物を作る場合、隣に住んでいた子供が描いた絵が一点残されているだけだったとしても、それが事実ならば、無視するべきではない、と私は考える。よって嫌味なくらい門弟達の肖像画のみを参考にした。さらに気に触ったのが、私より年下の芭蕉を枯れ枝じみた老人としているのが多いことである。その脚力から密偵説があるくらいであるから、スタミナ充分の人物であったろう。 ところで先日ジャイアント馬場より年上になったと思ったら、芭蕉は12歳も年下になっていた。まったく納得がいかない。お前は10年間気絶していたのだ、と言われればそんな感じである。
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アートコレクターズ(生活の友社)引用の美学 存在しないものを撮る 石塚公昭
『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube
※『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載13回『月に兎 泉鏡花