先日撮影した道路工事だが、パワーショべルのショベルの中に、掘り返された瓦礫と共に死んでいる三島由紀夫というシーンを工事の音で思い付き、エレベーターで降りている間も、それだけ考えていたが、撮っているうちに、周囲で立ち働く若者も使いたくなった。その方が三島は喜ぶに決まっている。そ こで、道路に土を撒くため、トラックの荷台からショベルがすくい取った土をスコップを差し入れてすくっているのを、三島の心臓を一突きしてとどめを刺している所に変えた。 初めてご訪問いただいた方には一体何のことやら意味不明であろう。下の旧HPの三島のページに、かつて個展で一カットも売れなかった作品『男の死』を並べてある。この続きを来年の今頃やることになりそうである。まるでこれから登るべき尾根を見上げながら下っているような心持ちだが、何故か顔は満面の笑みという奇妙な状態である。
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アートコレクターズ(生活の友社)引用の美学 存在しないものを撮る 石塚公昭
『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube
※『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載12回『大つごもり 樋口一葉