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明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日の事件、犯人逃走中の一報では女性ファン?があの辺で飲み歩いてないか心配して連絡がきたが、一夜明けると神社関係者はロクなのがいない。T神社の神主は大量のエロビデオを持ってるらしい、等と友人からメールが着た。別に仕えているいるだけで神様じゃないんだから勘弁してやってくれよ、という話しである。いずれにしても地元ではこの話しで持ち切りである。 夕方になり、ようやく乾燥に入る。杖をつき彼方の山を眺めているところである。撮影専用の2体目が少々落ち着きのない状況になる予定なので、1体目はごくオーソドックスにしてみた。自画像など似顔しか残されていない昔の人物だが、だからこそ、誰が見てもああ、あの人だな、と思ってもらえないと具合が悪い。『タウン誌深川』にも書いたが、全国の松尾芭蕉像が、あまりに好き勝手に作られているので、3人の門弟が描いた芭蕉像だけを参考にしたのだが、画力にも差があり、三者三様ではあったが、じっと見ていると確かに一人の人物を対象に描いたのであろうことが感じられて来る。制作中の人物も、自画像でさえ様々であり、後世の人間を惑わせる為に描いたのではないか、とすら思うのであるが、仮にそうだとしても、つい“うっかり”本当のことを描いてしまっている部分もあるだろう。毎日見つめているとそんな気がしてくる。もちろん気がする、というだけではあるが、できるだけ推理力を働かせて毎日続けていると、私もつい“うっかり”実像に迫ってしまうかもしれない、と期待するのである。

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』より

月刊ヘアモード12月号 no・693
不気味の谷へようこそ第9回 脳内イメージを表す人形写真

※『タウン誌深川』25日“明日できること今日はせず”連載5回「芭蕉の実像」

HP

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