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明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日は目が覚めたら朝でなくまだ夜だった。遠足ではしゃいで帰ってすぐ寝てしまい、目が覚めたらまだ夜だった小学生のようである。子供にするとトワイライトゾーンにでも入った気分であった。 こんどこそ朝。どこかで子猫が鳴いてるな、と思ったら私が息を吐くとその音がする。ちょっと面白かったが起きてパソコンの前に座ったら次第に消えてしまった。 昨日書いた、好きなことしかできない私が殊勝にも我慢を覚えようと量産工場に就職したのは、陶芸の学校で7つほど年上の沖縄出身の苦労人に出合ったからだが、電話をしてもつながらず、今年に入って年賀状のやり取りだけの同級生に40年ぶりくらいに電話をしたら、3年ほど前、脳梗塞で倒れ、アーウーとしか言えてなかったという。私が知っているだけで2度目ということになる。組合にも所属しておらず、消息は不明であった。そこで、個人情報云々あるだろうから、うるま市の観光課に、工房に以前お邪魔した観光客として電話して訊いてみた。まったく標準語の若い女性が出て、あとで直接行って様子を見て来る、といってくれた。さすが沖縄である。ほどなく電話があり、誰もいないようだが、作品は随分あったという。何か判ったらまたお知らせする、とまでいってくれた。おそらく仕事はやっておらず、どこかの施設にでも入っているのではないか。 30数年前、私が一つ140円で物干を溶接しながら人形を作っているところに現れ。中東に石油タンクの溶接にいくが、一緒にいかないか、と誘われた。サムライになれるといわれたらしい。その時の稼ぎで立派な工房を構え、私はサムライになり損ねた。おそらく生きてはいるだろう、と思うことにした。

HP

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