明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



古石場文化センターに3時。スタジオを借りる手続きをしていると、職員の方に、ここに収蔵展示してもらっている小津安二郎像を、小津の関係者の方に、長い時間感心しながら観ていただいた、という話を聞いた。有難いことである。近日、小津関連のイベントがあり、人形作家の与勇輝氏作の小津像を一日だけ拝借するらしく、与氏もみえるということで、余程のことがない限りご挨拶くらいはと思っている。 

前回、前々回とスタジオを6時間もとってしまったが、今日は2時間である。メタリカ好きなSさんとは会えばロックやギター談義である。決定的に合わないところは、私は70年代までのロックが好きで、以降はブルースティストが薄れ、面白くない。一方Sさんは、80年代以降のロックしか知らない。そこでかつてのロックはブルースが基本であったのだ、とあまり乗ってこない2人の懐柔作戦を展開し、前回ようやく12小節のブギを練習することができた。昔はド素人がレコード出す場合、福留功男だろうとせんだみつおだろうと、なんとかロックンロール的な物を出したものである。つまり素人でも形になりやすいということで、下手糞でも楽しめる形だ、ということがようやく判ってもらえたようである。今回は提案した私がリードギターということになっているが、弾いていてネタが尽き、やることがなくなった場合のエンディングを練習をした。 居酒屋へ移動。今後何を練習するか話し合う。Sさんが希望を出す番であるが、自分がやれないものを提案するわけにいかないというジレンマがある。マイケル・シェンカーが好きで、フライングVを持っているSさんなので、以前在籍していたUFOの『カモン・エブリバディ』はどうかといってみた。遥か昔、私が中学生時代にヒットし、来日もしている。今日も練習したコード進行と同じであるし。元はエディ・コクランの軽快なロックンロールであるが、UFO版は単純だが、やたらと泥臭いハードロックにアレンジされている。決まれば私がまたリードギターをやらされそうである。くれぐれもマイケル・シェンカーが入る前のバージョンでね。と念を押す。Sさんは「ユーフォー」というので、あの頃はそんないい方なかったんだよ。「ユー・エフ・オー」。

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