夕方アダージョの編集長といつもの木場デイナイス東京の1Fで会い、テスト刷りのチェック。問題なし。そのままK本へ。今号は中景に配した車両群がポイントなのだが、その場所を紹介いただいた大手ゼネコンのMさんに結果を報告。中景というより背景すべてといってもよい。この人物がなんでここに立っているのだ、という違和感にいたる前に本文に入ってもらおうということに毎回頭を悩ませてきた。本文を読めば、特集された意味は判るが、この人といえばここ。という場所ばかりでないところが都営地下鉄駅周辺を背景にしなければならない難しさである。と私は何回ぼやいたことであろう。 閉店時間になり、先日のお店のお祝いに参加させてもらったT千穂へ。常連のKさん、あれ以来来ていないという。数日来ないとすぐ『死んでんじゃないか?』といわれてしまう。電話してみると定年後の遊びすぎ飲みすぎが祟ってか、風邪がなおらないといいながら来た。鼻をグスグスさせているKさんとしばらく飲む。私はどちらかというと一箇所に落ち着いて飲む方であったが、Kさんの影響か、一人T千穂を出てT屋へ。近所の会社の若いサラリーマンで一杯である。終電時間も迫った頃、慌てて帰り支度していたが、中に若いインド人がいて、目がすわってしまっている。みんな出て行ったと思ったら、女の子が走って戻ってきた。インド人と、先輩格の青年がつかみ合いのケンカを始めたとベソをかいている。店主のHさんは、九州男児の正義漢である。最近は酒を控えて体調も良い。私にも来てというが早いが店を出る。いざとなったら助っ人を、という意味かと思ったら、Hさんがケンカを“止め過ぎ”てしまった場合、自分を止めてくれ、という意味だったらしい。なんだそれは。 自転車に乗った警官が通りかかったこともあり、すぐ収まったが、警官に対して「何事もおきてませんよ」というHさんのとっさの雰囲気作りに場数を踏んだ味を感じた。青年と女の子を店につれて帰り、「待ち伏せしてるかもしれないからしばらく居た方が良い」。こういうことに関して実に気が利きテキパキする男である。もっとも、普段は圧倒的に仲裁される側なのだが。
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