昨日,9月21日新司法試験の合格発表がありました。法務省HP
合格された方,本当におめでとうございます。
今から司法修習の願書を出すことになりますが,私のときもそうでしたが,その際の修習地の選択について,情報がほとんどなく,とりあえずで修習地を選ぶことになり,後でとても後悔することにもなりかねませんので,参考程度に少し書きます。
書いていることが全く正しい訳ではなく,あくまで私の主観的に感じしていることなので,他の人の意見も聞きながら,本当に参考程度に読んで下さい。
まず,修習地には,東京・大阪などの大規模庁と,過疎地などの小規模庁,その他の中規模庁などがあります。
大規模庁については,大都市での就職に有利ですが,人が多すぎで,マンツーマンの指導体制が形成しにくく,個別修習によって実務感覚をつかむにはベストとはいえません。その代わり授業形式の修習などは充実しており,教科書的な事例など二回試験対策は少しは役に立つと思います。まあ,就職すると言っても,旧60期とかぶる以上,大都市には人が集中するので,あぶれる人がその分多くなるので,本当に就職に有利とは言えない可能性が高いです。また,修習生同士の付き合いも希薄になりがち。
中規模庁については,比較的都市が近かったり,交通の便がいいなど就職するのには少し便利で,ある程度実務修習での指導体制は確保できているかもしれませんが,新60期・旧60期と合計2500人もいるので,中規模といってもそこそこの都市であれば,大規模庁と同じことになると思われます。
小規模庁も,今までない人を受け入れるので,どこまで実務修習を実あるものとできるかは未知数ですが,少なくとも大規模庁よりはましだと思います。しかし,みなが就職したがる都市は遠く,就職活動には往復旅費等時間的・金銭的・労力的コストはかかります。遠くの就職活動は苦にならない人や過疎地で就職したい人などバイタリティー溢れる人,既に修習前に就職が決まっている人などには,マジでお薦めしたいです。修習生同士の付き合いは濃いものになる点においても充実しましすし(但し,嫌な人がいれば逃れにくいので,その場合少しストレスは溜まるかも),1年間だけの田舎暮らしもオツなものですし,絶対いい思い出ができます。
私なんかは,就職に便利と安易に大都市を選び,要件事実の勉強や模擬裁判や裁判修習(刑事・民事)はそれなりに充実しましたが,それ以外ではなかなか大きな事件に触れる機会はなく,修習生同士の付き合いの濃さなど少し物足りなさを感じました。
今から思えば,一生のうちそんなに縁がなくてご飯のおいしいところに行けばよかったなあと後悔してやみません。
新旧60期の人は,選べる修習地に制限がありますが,他にも先輩などからよくよく情報を集めて,後悔なきよう修習地を選んで下さい。
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合格された方,本当におめでとうございます。
今から司法修習の願書を出すことになりますが,私のときもそうでしたが,その際の修習地の選択について,情報がほとんどなく,とりあえずで修習地を選ぶことになり,後でとても後悔することにもなりかねませんので,参考程度に少し書きます。
書いていることが全く正しい訳ではなく,あくまで私の主観的に感じしていることなので,他の人の意見も聞きながら,本当に参考程度に読んで下さい。
まず,修習地には,東京・大阪などの大規模庁と,過疎地などの小規模庁,その他の中規模庁などがあります。
大規模庁については,大都市での就職に有利ですが,人が多すぎで,マンツーマンの指導体制が形成しにくく,個別修習によって実務感覚をつかむにはベストとはいえません。その代わり授業形式の修習などは充実しており,教科書的な事例など二回試験対策は少しは役に立つと思います。まあ,就職すると言っても,旧60期とかぶる以上,大都市には人が集中するので,あぶれる人がその分多くなるので,本当に就職に有利とは言えない可能性が高いです。また,修習生同士の付き合いも希薄になりがち。
中規模庁については,比較的都市が近かったり,交通の便がいいなど就職するのには少し便利で,ある程度実務修習での指導体制は確保できているかもしれませんが,新60期・旧60期と合計2500人もいるので,中規模といってもそこそこの都市であれば,大規模庁と同じことになると思われます。
小規模庁も,今までない人を受け入れるので,どこまで実務修習を実あるものとできるかは未知数ですが,少なくとも大規模庁よりはましだと思います。しかし,みなが就職したがる都市は遠く,就職活動には往復旅費等時間的・金銭的・労力的コストはかかります。遠くの就職活動は苦にならない人や過疎地で就職したい人などバイタリティー溢れる人,既に修習前に就職が決まっている人などには,マジでお薦めしたいです。修習生同士の付き合いは濃いものになる点においても充実しましすし(但し,嫌な人がいれば逃れにくいので,その場合少しストレスは溜まるかも),1年間だけの田舎暮らしもオツなものですし,絶対いい思い出ができます。
私なんかは,就職に便利と安易に大都市を選び,要件事実の勉強や模擬裁判や裁判修習(刑事・民事)はそれなりに充実しましたが,それ以外ではなかなか大きな事件に触れる機会はなく,修習生同士の付き合いの濃さなど少し物足りなさを感じました。
今から思えば,一生のうちそんなに縁がなくてご飯のおいしいところに行けばよかったなあと後悔してやみません。
新旧60期の人は,選べる修習地に制限がありますが,他にも先輩などからよくよく情報を集めて,後悔なきよう修習地を選んで下さい。
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なかなか情報が無かったので、助かりました。
一番大事なのは,積極性です。短いから特にね。
二回試験のことばかりにとらわれすぎず,いろんな事を学んで下さい。
要件事実の勉強は,今のうち勉強会でも組んでやった方がよいでしょうね。
事実認定の勉強は,具体的な事案がないとしんどいですが,争いのない事実や客観的証拠のある「動かし難い事実」を軸にして考えるのが基本かと思います。
経験則が大事ですから,とにかくいろんな事に興味を持って,ささいなことからの「気づき」を大事にして行きましょう。
あと,実務修習で裁判官の事実認定の思考プロセスをよく見て,聞いて下さい。
事実認定さえきちんとできるようになれば,二回試験は恐くないです。
頑張って下さい。