△サタデー・ナイト・フィーバー(1977年 アメリカ 118分)
原題/Saturday Night Fever
監督/ジョン・バダム 音楽/ビー・ジーズ デヴィッド・シャイア
出演/ジョン・トラボルタ カレン・リン・ゴーニイ ジョセフ・カリ、ドナ・ペスコウ
△フィーバーの語源
当時、このペンキ屋の若造の青春劇はちょっとした評判だった。
ぼくは実はあんまり好きじゃなくて、友達がやけに凝っててそれを見るのもちょっと横目で見てたりした。ディスコなるものに行ったのはこの映画が出来てから2年も後のことで、結局、これまでに数回しか行ったことがない。
実際、ぼくの口から「フィーバー」なんて台詞は一度も発されることはなかったし、これから先もないだろうけど、いやまじな話「フィーバーしちゃおうぜ」みたいな台詞を口にする奴とは友達になりたくなかったし。
そんなことはさておき、映画も、最後の輪姦と自殺は気分が悪いな。トラボルタは若くてもうなんだか嫌になっちゃうようなポーズをとらされてるし、悲しかったんじゃないかっておもうんだけど、そんなことなかったんだろうか。いずれにせよ、やり場のない若い連中のはすっぱな物語なんだけど、つまりはいい奴になることがちょいと恥ずかしくて、でもどうしてもいい奴にしかなれないじれったさというかジレンマというか、そんなものを出そうとしてうまくいったんだかいかなかったんだかよくわからない出来栄えになったって感じがするなあ。
音楽は、別格だけどね。