狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

誰もが出来る、暴力では無くペンで闘う事/Everyone can fight by pen on no violence

2020-01-10 00:20:00 | 世間・空気
 <※本当の投稿日時:2020/01/09 23:15
  ※True posted date & time:2020/01/09 23:15 >

   (当方の都合にて、投稿日時を変更しております。
    I changed posted date and time for my convenience.)

 <2020/01/09 11:55- 聖句追加)

 ※ 本記事において幾つかの文献と画像を引用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
 ※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.

 
 



 旧約聖書・伝道者の書12章8~11節
  空の空。伝道者は言う。すべては空。
   伝道者は知恵ある者であったが、そのうえ、知識を民に教えた。彼は思索し、探求し、多くの箴言をまとめた。
  伝道者は適切なことばを見いだそうとし、真理のことばを正しく書き残した。
   知恵ある者のことばは突き棒のようなもの、編集されたものはよく打ちつけられた釘のようなものである。これらはひとりの羊飼いによって与えられた。

 The Old Testament・Ecclesiastes 12:8~11
  “Vanity of vanities,” says the Preacher.“All is vanity!”
   Further, because the Preacher was wise, he still taught the people knowledge. Yes, he pondered, sought out, and set in order many proverbs.
  The Preacher sought to find out acceptable words, and that which was written blamelessly, words of truth.
   The words of the wise are like goads; and like nails well fastened are words from the masters of assemblies, which are given from one shepherd.

 
 



 新約聖書・エペソ人への手紙6章10~17節
   終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。
  悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。
  私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。
  ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。
  では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、
  足には平和の福音の備えをはきなさい。
  これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。
  救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。

 The New Testament・The Epistle to the Ephesians 6:10~17
   Finally, be strong in the Lord, and in the strength of his might.
  Put on the whole armor of God, that you may be able to stand against the wiles of the devil.
  For our wrestling is not against flesh and blood, but against the principalities, against the powers, against the world’s rulers of the darkness of this age, and against the spiritual forces of wickedness in the heavenly places.
  Therefore put on the whole armor of God, that you may be able to withstand in the evil day, and having done all, to stand.
  Stand therefore, having the utility belt of truth buckled around your waist, and having put on the breastplate of righteousness,
  and having fitted your feet with the preparation of the Good News of peace,
  above all, taking up the shield of faith, with which you will be able to quench all the fiery darts of the evil one.
  And take the helmet of salvation, and the sword of the Spirit, which is the word of God;


 誰もが出来る、暴力では無くペンで闘う事
  Everyone can fight by pen on no violence



 「貪欲」から世の中に対する不満ばかりをもらし、私は不幸等と「運命」のせいにする。
 
 自分の欲に不足が感じられれば、人や社会のせいにする。

 雇用、給料、税金、年金、医療、介護、公共施設などの不満を、政治家のせいにする。

 生理現象から来る食欲やトイレ、本能的欲望から来るセックスやレジャー、グルメといったレベルの目的しか持たず、家族を養う為とは裏を返せばそれらの事であり、それら全てにつながるマネーの為だけで就業する。

 毎日毎日、同じ事の繰り返し、只々時間が過ぎてゆき、ボーッとテレビを見たり、酒を飲んだり、バクチやレジャー、女遊び等をして無意味に、無益に過ごす。

 そして死んでゆく時、「私は生きている間、いったい何をしていたのだろう」と、虚しさを感じる。

 自分の欲望に忠実となっていても満たされる事が無く、直ぐに乾く。よって、満たそうとして次から次へと際限無く欲に手を出してゆく。そして結局は、死ぬ時、空虚なままとなっている。

 欲を追い求めても、心、魂には何も残らず、そして世間、社会に対しても、何も遺す事が出来ない。

 不平を言う前に、自分で状況を変える努力をすべきではなかろうか。

 人や政治家等に依存せず、自分で行う努力が必要である。

 自分には果たして何が出来るのであろうかと、考えてみては如何がであろうか。

 例えば現在では、子供からお年寄りまでの誰もがスマートフォンを持っている。また、パソコンもしかりである。

 それらは共に多くの機能を持っており、使いこなせば出来る事が有るのではなかろうか。

 使いこなせなくとも、タイプを打つ事ぐらいは、メールやLINEを使っているのであろうから、誰でも出来るであろう。

 しかし、それらもチェーンメール等に於いていじめに利用している程の始末となっており、却って「悪用」している事となっている。

 現在は、「世の終末期」と世界中で言われている。それを知らないのは、世界の中で日本人ぐらいかもしれない。

 日本人は海に囲まれて育ち、世界中で問題となっている移民や難民に対しては鈍感である。また、先の大戦後、戦争に巻き込まれなかった為に、平和ボケする事となっている。

 地下鉄サリンテロや原発爆破テロ、人工地震テロ、日航ジャンボ撃墜テロ等が起こっても、喉元過ぎれば熱さを忘れる。またそれと共に、今現在の「瞬間」、この100年有るか無いかという短い一生の「瞬間」だけを重視する刹那主義である。
 
 この世の終末、大規模な自然災害や世界的な戦争が起こる事が予想されている。この事を知らないのも。日本人ぐらいではないだろうか。

 危機意識を伴わない平和ボケとは、「無知蒙昧」の意味を含む。そして、せっかくのスマートフォンをいじめに悪用したり、遊び、欲望に利用するだけとなっている。

 一部の人達を除けば戦争は嫌だと誰もが思う事であろうが、自分には何も出来ない等と思い込み、ただ政治家等に戦争が起こらない様にと頼むばかりである。

 ペンによって戦争を止める事が出来るのではなかろうか。

 ペン、つまりツイッターやフェイスブック、ブログ等のSNSに書いて発信するのである。

 みんなが一斉にペンを持てば、きっと戦争を止める事が出来るに違いない。

 ペンによるデモ、しかしそこで気を付けなければならないのは、言論の自由は大事だが、自由の履き違え、中傷や侮辱、冒涜等で暴徒化する事の無い様に。

 以下、2019/11/07付・朝日新聞GLOBE+『安田菜津紀さん、サヘル・ローズさんが問いかける「世界のためにできること」』より

  『シリアやイラクなどの紛争地に足を運び、戦禍の中にある日常を伝え続けるフォトジャーナリストの安田菜津紀さん。世界の孤児たちの支援を続けているイラン生まれの女優、サヘル・ローズさん。昨年共著も出し、互いを「なっちゃん」「さっちゃん」と呼び合う2人が10月、朝日新聞の日曜別刷り「GLOBE」と「アカデミーヒルズ」の共催イベントに登壇した。10月にイラクのシリア難民キャンプを訪ねたばかりのふたり。現地で感じたこと、日本でできることなどを、熱く語り合った。

  ■「子どもたちに武器でなくペンを」
  ――サヘルさんは今回、ヨルダンにある最大のシリア難民キャンプ、ザアタリ難民キャンプも訪ねた。もともと、キャンプに学校をつくる活動を続けているNPO「国境なき子どもたち」を通じて、日本から支援活動をしてきたという。養母とともに日本に渡って厳しい暮らしを生き抜いてきたサヘルさんは静かに、しかし強く語りかけた。
  サヘルさん)私は子どもたちに武器を持たせたくない。お父さんを失ったり、兄妹を奪われたりした子どもたちに植えつけられた憎しみの種、敵を撃ちたいという思いはどこかでわき出てくると思う。それは否定できないもの。憎しみは誰しも持っていて、汚いものではないです。
でも、そこでどうやって「憎しみからはなにも生まれない、あなたが銃を向けた相手、その家族の子どもが次はあなたの子どもを撃つかもしれない。負の連鎖でしかない」と伝えるか。私は武器ではなく、ペンを握ってもらいたい。……』

  『――各地のシリア難民キャンプを取材してきている安田さんが訴えたのは、自由がない生活の厳しさだった。
安田さん)3カ月のシフトとはいえ仕事があり、最低限の配給もあるので、偏見を持たれることがあるんです。仕事もせずにいいよね、とか。でも、逃れてくるひとたちは、その前にいろんな日常があって。サンドイッチ売っていたよとか、テレビのプロデューサーをしてたよ、とか、学校の先生だった、とか。たんに仕事というのはお金を得るということだけではなくて、社会とつながっていく、社会から必要とされていくということ。
  ザアタリ難民キャンプのひとたちの中には「檻の中で生活しているようだ」という言葉を使う人もいるのですが、ずっといつ帰れるかもわからないし、何をしていいのかも分からない。自分自身が世界から必要とされていないような気がする、と。そんな社会につながれない苦痛にも、私たちは思いをはせなくてはいけないなと思いますね。

  ■子どもたちに感じた「見てもらいたい」という思い
  ――今回ふたりがともに訪れたのは、イラク北部のアルビルにあるダルシャクラン難民キャンプだ。……
  …(中略)…
  サヘルさん)言葉が通じなかったので、みんなジェスチャーで話すんですけど、スマートフォンの連絡先を教えたら、毎晩いろんな子たちからビデオメッセージが来る。言葉が分からないから、みんなアイラブユー、アイラブユーを繰り返すんですね。
  手紙も書いてもらいました。10年後になりたい自分とか、いま思っている感情をつづって、と。それにも「愛してる」とか「大好きだよ」とか、なにか愛に対しての言葉をみんな使っていて。それは、愛情をすごく求めていて、見てもらいたい、抱きしめてもらいたい、ということだと感じたんです。小さなころの自分も、そうだったから、もちろん環境は全然違うんですけど、軌道修正できるんであれば、早い段階から手を差し伸べていかなければいけないなと強く思いました。』

 

 出典:2019/11/07付・朝日新聞GLOBE+『安田菜津紀さん、サヘル・ローズさんが問いかける「世界のためにできること」』

  『■日本から、できること
  ――日本から見れば、どうしても遠くに感じてしまう中東の話。だが、安田さんは「日本からもできることがある」と言った。語り出したのは、2011年の東日本大震災で壊滅的な被害を受けた被災地の話。岩手県陸前高田市の海岸に一本だけ残り、「奇跡の一本松」と呼ばれた松の写真を会場に映し出した。
  安田さん)(前略)……あるとき集会室で、交流をしていたときにおじゃまをして、シリアのお話をぽろっとしたことがあったんです。
  シリアは緯度が高く、高地も多いので、冬になるとがくんと気温が下がって、雪に見舞われることもあります。そんなことをその場に集まった方々にお話をしました。難民となって隣の国で生活している子どもたちも大変なんですよって。現にその年は大寒波だったので、隣国でプレハブやテントで生活しているなかで凍死したり、重い疾患になったりした子どもたちが相次いだんです。
  そうしたらそこにいた方々が「私たちにもできることがある」って。子どもたち、孫たちが大きくなって使わなくなった服を、シリアの子どもたちが無事に冬越えできますようにって集めてくださったことがありました。段ボール10箱分ぐらいかな。
  …(中略)…
  みなさんにも国境を越え、国籍を越えて思いをはせる力がそれぞれに備わっていると思います。だから、それぞれができる役割、小さくてもその役割に優劣はないので、その役割をどう持ち寄っていけるのかということが、いま私たちに問われているのかなと思います。……』

 以上、2019/11/07付・朝日新聞GLOBE+『安田菜津紀さん、サヘル・ローズさんが問いかける「世界のためにできること」』より
  (尚、カット無しの全文は、下記のリンク先にて)

(※ 同じ投稿日時に記事が多く重なる事を避ける為、投稿日時の改変を敢えて行っております。)

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 引用文献
  ・2019/11/07付・朝日新聞GLOBE+:『安田菜津紀さん、サヘル・ローズさんが問いかける「世界のためにできること」』

 関連文献
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  ・2019/10/18付・朝日新聞GLOBE+:『【募集終了】トークイベント「紛争地と子どもたち」10月21日東京で開催』



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