米国 マイクロビーズ除去海域法が成立
TÜV Rheinland 2016年1月21日http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/regulations_and_standard_updates_jp/latest_regulations_2/latest_regulations_content_268352.html
米国全体で意図的に添加されたプラスチック製のマイクロビーズを含む洗顔または洗体用化粧品の製造と流通を禁止する「マイクロビーズ除去海域法」という法案に署名し法律が成立しました。
すでに米国の複数の州では化粧品に対するマイクロビーズを禁止している法律が存在していましたが、今回の法律よって州法は差し替えられます。
プラスチックマイクロビーズとは、サイズが5mm未満 洗顔もしくは体を洗うための化粧品に使用されることが意図されている固体のプラスチック粒子です。
この法律は、歯磨き粉中のマイクロビーズも禁止しています。
マイクロビーズは、家庭の排水などから排出されフィルターなどで除去されることなく環境中(海、湖、川)に排出されます。
このような小さな粒子は、有害物質を吸収する特性があるため、魚などがこの粒子を食べることで、食物連鎖として人が汚染される要因になっています。
この法律は、プラスチック製マイクロビーズを含む製品の製造は2017年7月1日から禁止され、1年後の2018年6月には販売も禁止されます。