アレキサンダー・ポベトキン対ニコライ・ファーサ(2010/12/18)

ヘビー級10回戦

アテネ五輪金メダリストのアレキサンダー・ポベトキン選手(Alexander Povetkin)が米国のニコライ・ファーサ選手(Nicolai Firtha)との10回戦に大差の判定で勝利しています。

大柄な米国人に対してリードの右ストレートや左ジャブ、ダブルトリプル、時には4発5発と連続で繰り出す左フックなどの攻撃で終始ペースをコントロールしていたポベトキン選手。
ほとんど危なげのない試合っぷりで、またポイント的にも圧勝ではあったのですが、何か覇気が感じられないように見えた戦いっぷりでした。
具体的にどこがどう、とは言えないのが辛いところだったりするんですが、かつて感じられた馬力・体力が感じられなかったこの日の試合で、一方的にリードするポイントほどの圧倒には見えない戦いぶりでした。

公式のスコアは100-90、99-91、98-92の大差3-0。シロート採点99-91ポベトキン。
スムーズに繰り出されるようになったコンビネーションや綺麗にカウンターで当てるジャブやフックの左リードなど、アトラスコーチがついてから良くなったように見える部分がある一方、全体的戦力がややスケールダウンして見えたのは気のせいでしょうか？
次の試合を見たいです。

ポベトキン選手は21勝(15KO)。ファーサ選手は19勝(8KO)8敗1分。


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