フルトン対井上 数字のおはなしひとりごと

7/25追加

CompuBox Pre-Fight Breakdown July 25 - Tokyo - 122-lb Titles - Stephen Fulton vs. Naoya Inoue

 

下の方に書いたやつとかぶってますが、井上過去20試合。フルトン過去5試合のデータ統計

フルトンのラウンドごとのヒット/手数20.5/61.7(33.2%)。井上は22.3/64/3(34.7%)=全ボクサー中9位。

フルトンはラウンド平均ジャブ５ヒット。井上は8.5=スーパーバンタム級平均の2倍で全ボクサー中3位。

井上のジャブヒット率25.5%というのは全ボクサー中5位。

フルトンのパワーパンチヒット率40.5%。井上は44.2%。

フルトンはラウンド平均パワーパンチのヒット/手数　38.3/61.7(62%)  :compubox平均58・5％

フルトンのラウンドごとの被弾数16。井上は9.4。

フルトンの対戦相手のパワーパンチ、ラウンド平均13.9ヒット。これはフィゲロアがラウンド平均24.8ヒットさせた試合が大きく影響している。

フルトンのボディブローのヒット率は21.1%。井上は26.7。compubox平均は29.5。

 

 

 

7/24追加

無事に両者計量をパスして一安心です。

 

Donaire: I Have To Give A Slight Edge To Fulton; Inoue Has Never Fought Anybody Like Fulton(KEITH IDEC/Boxingscene)

井上と2度戦ったドネアはフルトン若干有利とみているみたい。「井上は階級を上げて戦う。そしてフルトンのような選手とはこれまで1度も戦った事はない。」

ドネアは過去にフェザー級(126lbs)でニコラス・ウォルタース、カール・フランプトン相手に敗れていて階級を上げていくことの難しさを実体験として知っている、その上でのフルトン有利予想のようです。

Stephen Fulton-Naoya Inoue: Stats & Stakes(CLIFF ROLD/Boxingscene)

CLIFF ROLDさんの予想は井上がわずかに有利。

 

当たらないことに定評のあるわたくしめの予想は、井上断然有利、であります。井上選手がモンスターであることを改めて証明する日になるんじゃないかと。

ドネアが言う井上はフルトンのような選手と戦ったことがない、というのはそのままそっくりフルトンは井上のような選手と戦った事がないと言い換えられるかと。

井上尚弥選手のようなパワーとスピードを兼ね備えた選手はそうはいません。

唯一懸念されるのは今回スーパーバンタム級で初めて戦うという1点のみ。フルトンのフィジカルが強靭に映るのも脅威。脅威ですが井上選手のパワー、そしてスピードにフルトンは驚くのではないでしょうか。

ナルバエスやマクドネルのように吹っ飛ばされることはないでしょうが、経験したことのない強烈なボディブローに、予想を超えた速さで繰り出される強い左右に驚き、慄き、正しい対処を見失ってしまうのではないでしょうか。それほどの異次元のものを井上選手は示してくれるはず。

井上選手の中盤までのストップ勝利を予想します。

フェイスオフでの超接近にらみ合い＆その後の井上選手のコメントを聞いて、少し入れ込みすぎるとリズムが狂うよ　との懸念はありますし、井上選手のスーパーっぷりを体感したフルトンがホールディング・クリンチ連発。フィジカルが強いもんだからそれが効果的(採点面で効果的というのではなく、井上選手の爆発を抑えるのに効果的との意)なんていう展開の危惧もあるにはあるんですが、格の違いを見せつける井上選手の大勝利は約束されている。

と信じています。モンスターはんぱねぇ　すよ

 

 

 

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井上対フルトン戦に向けて自分用のいろいろなデータをば

 

おなじみのcompuboxの数値を眺めてみると、我らが井上クンが

まずはプラスマイナススタッツで６番目にランクイン。このプラスマイナススタッツという数字にどの程度の意味があるのか疑問だったりもするんですが、こうやって並べてみるとなるほど打たせずに打つを実践している選手がズラズラ並ぶな　という印象。

PLUS MINUS

+20.3　SHAKUR STEVENSON

+17.6　DAVID BENAVIDEZ

+17　DMITRY BIVOL

+15.9　VASILIY LOMACHENKO

+14　GERVONTA DAVIS

+13.9　NAOYA INOUE

+12.5　SAUL ALVAREZ

+12.4　KAZUTO IOKA

+12.4　DEMETRIUS ANDRADE

+11.8　LEO SANTA-CRUZ

 

ちなみにフルトンのは最新３試合のみしかデータ集めることができなくて、データとしての信頼度に疑問大いにありなんですが

6.78

という数字がわたくし調べでは出ています。プラスマイナスに関して言えば井上さすが、フルトンはしょぼい。

 

 

次にラウンド平均どれだけパンチをヒットさせているかというデータ

AVG TOTAL PUNCHES LANDED/ROUND

 

31.4　ROMAN GONZALEZ

29.4　LEO SANTA-CRUZ

26.1　BRANDON FIGUEROA

25.6　MICKEY ROMAN

24.7　JUAN FRANCISCO ESTRADA

24.5　DAVID BENAVIDEZ

23.2　GENNADY GOLOVKIN

22.7　FRANCISCO VARGAS

22.3　NAOYA INOUE

22.3　JOE JOYCE

 

上と同じくわたくし調べでのフルトンの数字は23.64。ゴロフキンとベナビデスの間にいるはずなのにいないのはやはりデータの母数が少なすぎるからでしょう。まぁこれに関しては井上選手とほとんど変わらないんじゃないでしょうか。たぶん

 

 

パンチの的中率

TOTAL CONNECT PERCENTAGE

 

38.4%　DAVID BENAVIDEZ

36.5%　GENNADY GOLOVKIN

35.8%　ROMAN GONZALEZ

35.6%　BADOU JACK

35.5%　ANTHONY DIRRELL

35.5%　VASILIY LOMACHENKO

35.5%　SAUL ALVAREZ

35%　CARLOS ADAMES

35%　GERVONTA DAVIS

34.7%　NAOYA INOUE

 

フルトンの直近３試合のデータによるとヒット851、手数2512で33.88%。

 

 

ラウンド平均ジャブをどれだけ当てているか

AVG JAB LANDED/ROUND

 

9.9　GENNADY GOLOVKIN

8.6　DMITRY BIVOL

8.5　NAOYA INOUE

8.5　JOE JOYCE

7.9　KID GALAHAD

6.8　OLEKSANDR USYK

6.7　LEO SANTA-CRUZ

6.6　CALLUM SMITH

6.6　LIAM SMITH

6.3　VASILIY LOMACHENKO

 

ラウンド平均どれだけジャブを打っているかの10傑には名前のあがっていない井上選手だが、ヒット数では3位タイ。ジャブの的中率の高さがよくわかる。フルトンはラウンド平均22.03発のジャブを放ち、ヒットは4.78。

フルトンはジャバーとは言えないというデータになっている。

ジャブの的中率でいうと井上25.5%。フルトン21.69%。

 

 

 

 

 

もう少しデータを集めたいので探してみてまた書くかも

 

プラスマイナススタッツに関して昔もごもご書いたやつ

スタッツ　メイ＆パック

これを見ると当時のメイ24.2? 22.5?　どっちなんだかわからんけどもやっぱりすごい数値出しとる。

OPPONENTS TOTAL CONNECT PERCENTAGE(相手のヒット率=被弾率)に関してはビボルとスティーブンソンの数字はえぐい。地味に井岡選手もゴイスーでした。

そして昔書いたときにトップにいたララさんの名前がまだあるのも凄い。

12.7%　DMITRY BIVOL

13.4%　SHAKUR STEVENSON

17.9%　DEMETRIUS ANDRADE

18.4%　KAZUTO IOKA

18.8%　KENSHIRO TERAJI

18.9%　REGIS PROGRAIS

19.6%　VASILIY LOMACHENKO

19.9%　DEVIN HANEY

20%　OSCAR VALDEZ

20.3%　ERISLANDY LARA