
WBOスーパーフライ級タイトルマッチ
日本の誇る「怪物」井上尚弥選手(Naoya Inoue)の待望の米国デビュー戦はロマゴン対シーサケット2のセミとして米国カリフォルニア州のスタブハブセンターで米国人のアントニオ・ニエベス選手(Antonio Nieves)を挑戦者に迎えたタイトルマッチとして行われ、井上選手が終始ペースを圧倒した末の6回終了TKOで米国での初陣を飾っています。
試合開始直後に井上選手が見舞った右フック。これをガードの上にぶち込まれたニエベス選手がよりディフェンスへの意識を強くしたように見えます。非常に高く固いガードを固める相手なのですがボディブローやブロッキングの間を破る左右アッパーで攻める井上選手。2回には強烈な左フックのボディブローで相手の動きが止まったところに右ストレートを決めてニエベス選手を効かせる場面を見せるなど、スタートからいつも通りの強さを披露していた井上選手。
5回にボディブローでノックダウンを奪い、その後も凄まじいまでのボディアタックを続けて6回終了後に相手コーナーのギブアップを呼んだ圧勝での米国デビュー戦でした。
待望の米国デビュー戦だからといって変に気負ったり、固くなったり、というのが一切なく、なんとも頼もしい限りだったモンスター井上。米国リングで戦い続けるのならばぬるい相手との試合は許されないでしょうし、強豪との戦いを早く見たいです。その大きな舞台でこそ井上選手の真価が発揮されるはず。その日が待ち遠しいです。
井上選手は14勝(12KO)。ニエベス選手は17勝(9KO)2敗1分。
Naoya Inoue vs Antonio Nieves (井上直哉vsアントニオ・ニエベス) full fight full hd 60fps
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今後も本場での躍進を期待します。
日本凱旋なんか考えなくていいです。
ただ、ニエベスのようにしっかりとした地力を持った選手がガードを固めて耐え忍びながら一発を狙ってくる、というパターンは今後も増えてくると思います。
どうやってそういった相手を、リスクを抑えながら打ち破っていくのか、真正面からねじ伏せるだけではキツくなっていくでしょうから、色々な組み立てや駆引きの引き出しを増やしていってほしいですね。そのためにも、管理人さん仰るように、強敵とのマッチアップを続けていくことを私も期待します。
まぁ、ちょっと今後の米国進出の方向性も、なんだかどうなるやらな感じにはなってしまいましたが…
あまりのパワー差、力量差に会場はあんまり盛り上がらなかった様にも見えました。
ガードを丸ごと吹き飛ばす様な重い左右フック、急所に吸い込まれる左ボディーアッパー。お見事でした。
初のアメリカでの試合でもリラックスしてワンサイドゲーム。やはり怪物ですね。
ロマゴンが惨敗したので無理してsフライに止まる必要はないでしょう。より力を発揮できるバンタム級に上げて、アメリカで大暴れして欲しいです。
私も彼には米国で戦い続けて欲しいです。
>TITOさん
シーサケットは次エストラーダと、ということになると思うので、そのセミでクアドラスとか今日も出てたビロリアなんかと井上選手がやれば面白い気がするんですけどね。なんならロマゴンでも良い。
とりあえず次は今日のニエベスよりも名前と実力のある相手との試合を米国で見たいです。
>まっからむさん
スーパーフライでまだできるのならば私は王座統一に向かって欲しいと思っています。
減量がきついのならばバンタムに行くのは正しいとも思います。
一発一発の破壊力を裏付けする筋力
今が一番身体能力のベストの時でしょうね。
これからは過去の経験から精神戦をできるようになれば30~35歳までtop戦線で戦えるものと信じています。
何も複数階級にこだわるのではなく過去の名チャンピオンの様に一つの階級を長年防衛する方が彼には合っているのではないでしょうか?
アメリカに進出は大いに賛成です。
今まで多くの日本の名選手がアメリカで羽ばたけなかった分大いに羽ばたいてもらいたいものです。
https://victorysportsnews.com/articles/4483/original
減量苦から解放された井上選手を見たいです。