40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

革靴を購入するぞ 6

2019-04-30 21:29:57 | 靴・鞄・革製品
平成最後の日に陛下の振り返りをTVで見ながら入力しているちょうです。昭和は遠くなりにけり・・・

 さて、28日に2回目の仮縫い(?)が出来たということでフィッティングに行きまして。また無駄話しまくりですた。

 仮縫いした靴は前回の不具合を修正していただいたので、さすがの履き心地。このフィット感こそビスポークの醍醐味です。それに外羽根式なのにマッケイ製法をあえて選び、しかもソールを薄くしてもらうことでより足にまとわりつく靴になるはず。革靴なのに"めざせ!地下足袋の履き心地!"なんですな。

 ワタシ、日本人の履き物の原風景は「草履」だろうと思ってるんです。いくらメディアがジョンロブがどうの、ア・テストーニがこうのとウンチク垂れても、どれだけメダリオンやウイングチップに凝ろうとも高温多湿で靴を脱いで家に上がるライフスタイルがある限り"一日中履きっぱなし"前提で完成したの西洋革靴がそのまま日本に定着するとは思えないんですねぇ。
 
 しかし革靴を履かない日本はもう考えられない。「日本式」の革靴に今こそ作り変えていきたいもんです。それが世界に輸出されて「靴の形式にこういうのもありだよね」って認められると良いなー。それが出来るのは大手の靴メーカーではなく、実際に履く顧客と直接話し合い、意見をぶつけ合えるビスポークなんじゃないですかねぇ。よりよい意見が出てくるためには職人さんと顧客とが遠慮せずに話が出来る雰囲気にならないといけない、楽しいアホみたいな話が弾むのが理想ですねー。

 菅野さんは外国で修行したり、大手メーカーで働いたりしてたので、「靴を作る」という同じ作業でも全然雰囲気が違うという比較の話が面白かったですなー。

 てなわけで、靴のフィッティングそのものは15分くらいで終わったのに、無駄話で1時間以上盛り上がりましたわ。おまけに履いてきてたリーガルまで磨いていただいて。

 こーゆー体験は町の商店なら良くあったのかもしれませんが、チェーン店や大型店が主流の現代ではビスポークという高額な料金を払うシステムでなければ味わえなくなってしまった贅沢なんですかねぇ。

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