ディレーラーの調整 ９

トップ側の位置が決まったら、ロー側の位置決めです。ディレーラーを手で押しながらペダルを回すとガチャガチャとギアがチェンジしていきます。シフトをパチパチしてもワイヤが外れてるから動きませんので（当たり前か）この時、フロントギアは三枚あるうちのミドルギアに入れていました。ローギアにする方が軽くていいかもしれません。ディレーラーの位置決めだけにやってるんですから、別にフロントギアがどこにあるかはそう関係ないでしょう。気にせず作業を進めます。

　手でディレーラーを押し続けたまま「L」側のネジで位置を調整します。トップ側でだいたいな感じが掴めたので、ロー側の調整にそう時間は掛かりませんでした。

　これでディレーラーはスプロケットの幅だけ移動するムダのない動きができるようになりました。ギアをトップにしてシフトワイヤを締め付けます。この時ワイヤ調整用のネジを一番ねじ込んでおくか、真ん中くらいの位置にセットしておきます。こうすることでワイヤを張った後、調整ネジを動かしながら微調整することができるようになります。

　シフトワイヤはディレーラーがギリギリ動くかどうか位のテンションで張るのが良いようですが、素人にはなかなか難しい。ここは「天性の勘」で締め付けましょう。