40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

最後の砦

2011-03-20 07:48:04 | 日記
連日伝えられる福島第一原発の事故。なんとか沈静化させるために必死の作業が行われています。

 その中でも貯蔵プールを冷やすために決死の覚悟で放水を続ける自衛隊とハイパーレスキューには頭が下がります。作業に向かうハイパーレスキューってホント、かっこいい。そう若くもイケメンでもなく、衣装はオレンジのお仕着せ。しかし整列してただ立ってるだけなのに「漢」のオーラぷんぷん。格好つけてるそこらのお兄さんよりよほど雰囲気がある。

 その一方、会見で「きわめて低いレベル」「今すぐ健康に被害がない」を連呼している原子力保安院や学者先生、東京電力の人たちは、TVを見てるうちにだんだんかっこわるく見えてきました。いますぐ健康に被害がないなら、なぜ自ら現地の様子を見にいき、その目で確かめたことをTVで知らせないの?フリップ見ながら説明しているエライ先生方はそんなに分かってるなら現地対策本部で作業員の方々と対策を練ったらいいのに。東京電力の社員たちは施設内のことについて一番よく知ってるんだから、ハイパーレスキューや自衛隊よりもっと放水作業の前面にたった方がいいんじゃないの?

 現地で実際に作業してるのは50人ほどだそうで、交代要員も含めて500人位が命がけの復旧作業に携わっておられます。その中にはどれだけの「原子力専門家」がいるのかなぁ?大概下請けや協力企業の「おっちゃん」&「あんちゃん」で、”現場監督”の社員から指示を受けて動くだけの「労働者」じゃないかしら。壊れた機械の前では専門家ではないので被害の状況を判断できないし、全体の仕組みに対する知識がないから、いちいち監督にお伺いを立てて配管付け替え作業や配線工事をしなければならない。だから被害状況の確認が遅れ、対策に時間が掛かる・・・でなければ素人の自衛隊やハイパーレスキューにここまで頼りっぱなしになることない気がするなー。

 東大や大学院教授の「専門家」や「学者」のとっても偉い人たちがTVではあんなにいるのに原子炉は暴れ回ってます。おとなしくさせられるのは自衛隊やハイパーレスキューの名も無き方々。数十人がこの日本を支える最後の砦なんですなぁ。ホント、「漢」だ。