2022年末から、ちらほらA型インフルエンザ陽性者が出てきました。
当地域では治癒確認が必要なくなり、
患者家族の自己判断で隔離期間を自宅療養することになります。
さて、インフルエンザと新型コロナは隔離期間が異なります。
再確認しておきましょう。
季節性インフルエンザの隔離期間は…
① 発症翌日から数えて5日間
② 学童は解熱してから2日間(園児は3日間)
①と②の両方を満たすこと必要があります。
①は「発症後」ではなく「発症翌日」であることがポイントで、
誤解されやすい点でもあります。
「発症当日」は1ではなく0日目としてカウントするのです。
また、熱はなくて症状も軽いけど、
兄弟あるいは家族が陽性なので検査したら陽性、
という例も悩ましい。
この場合は「検査陽性日を発症日と考える」
ことになります。
インフルエンザの隔離期間に関する記事が目に留まりましたので、
紹介・引用させていただきます。
■ 覚えていますか、インフルエンザの療養期間 もし家族がインフルエンザにかかったら?
倉原優:呼吸器内科医
(2023/1/9:Yahooニュース)より一部抜粋;
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◇ インフルエンザの療養期間は?
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季節性インフルエンザは「5類感染症」に位置付けられていますが、
学校などでは学校保健安全法にのっとって、
「発症後5日間かつ解熱した後2日(満1歳から就学前の幼児は3日)を経過するまで自宅待機」
の出席停止になることが一般的です。
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発症後3日目までに解熱した場合、6日目に登校・出勤可能となりますが、
解熱が遅れるとそのぶん後ずれしていくことになります(図1)。
「あれ、インフルエンザの療養ってこんなに長かったっけ?」
と思われる人も多いかもしれません。
そう、新型コロナと療養期間はさほど変わらないのです。
新型コロナの療養期間は現在図2のようになっており、
基本的に7日間休むというスタンスです。
◇ インフルエンザの濃厚接触者は?
新型コロナは濃厚接触者に対する外出自粛を呼びかけていますが、
インフルエンザに関して定まったものはありません。
そのため、家族がインフルエンザにかかったとしても、
基本的には登校や就業には影響はありません。
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新型コロナと比べるとインフルエンザの感染性はそこまで高くありませんが、
家族内に発症者がいるといつ感染するか分かりません。
通学通勤の途中や周囲との距離がとれない場面では、
必ずマスクを着用するよう心がけてください。
◇ インフルエンザも新型コロナも同じ対策
インフルエンザと新型コロナは基本的に同じ感染経路です。飛沫感染・接触感染に加え、密な環境ではエアロゾルを介した感染が起こりえます。
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