徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

群馬県でインフルエンザ流行警報

2013年01月12日 07時32分39秒 | 小児科診療
 日本でもインフルエンザ流行が始まりました。当院でも年明けから数人/日、今週は1日5人程度の迅速検査陽性の患者さんが来院し増加傾向です。すべてA型。
 例年より少し早い印象があります。

 流行状況を把握する方法を紹介します。
 厚労省が正式発表するデータは1~2週間遅れなのであまり役に立ちません。
 リアルタイムの情報は以下のHPをご参照ください;

□ 「インフルトレンド」(by Google)
 ・・・「インフルエンザ」という単語のアクセス数と流行状況がパラレルに動くことを利用して大まかな流行規模を推察する手法です。
□ 「MLインフルエンザ流行前線情報DB」(by 西藤なるお先生)
 ・・・全国の小児科医の有志によるインフルエンザ陽性患者の情報をリアルタイムにまとめたもの。群馬県が多いなあ・・・と思ったら1/11付で群馬県に流行警報が発令されていました。

インフルエンザ、42都道府県で増加…群馬県で警報
(2013年1月11日:リセマム)
 国立感染症研究所は1月10日、最新のインフルエンザ流行レベルマップをホームページに掲載した。2012年12月24日-12月30日のインフルエンザ患者の報告数は16,419人、定点あたり報告数は3.35となり、10月22日以降増加が続いている。
 定点当たり報告数を都道府県別にみると、群馬県(15.05)、栃木県(10.72)、佐賀県(10.26)、埼玉県(8.08)、沖縄県(7.79)、岩手県(6.42)、茨城県(6.10)の順に多く、42都道府県で増加がみられた。警報レベルを超えている保健所地域は群馬県で1か所、注意報レベルを超えているのは15都府県で33か所となった。
 インフルエンザ様疾患発生報告によると、全国の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校において、休校が2、学年閉鎖が2、学級閉鎖が9件発生している。
 2012年9月3日以降の国内におけるインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH3亜型(A香港型)の割合がもっとも多く検出されているという。


※ 子ども向けの解説動画を見つけました;
□ 「マメたろうとインフルエンザ」(政府広報インターネットテレビ)
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