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徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

インフルエンザ2017、今年はH1とH3の混合流行か

2017年12月18日 06時26分27秒 | 小児科診療
 インフルエンザ流行、北関東の当地では数週間前に始まったのですが、現在小康状態です。
 全国的には急増している様子;

■ インフル感染、急増2万人超…今年は混合流行か
2017年12月16日:読売新聞
 流行期に入ったインフルエンザの感染者が急増している。
 厚生労働省によると、12月10日までの1週間に、全国約5000の医療機関から報告があった患者数は2万127人で、前週より約7300人増えた。外出が増える年末年始を前に、専門家らが注意を呼びかけている。
 この1週間で報告された患者数は1医療機関あたり4・06人だった。現在検出されているウイルスは、2009年に新型として流行した型が最多。世界的にA香港型がはやっており、国内は混合で流行する可能性がある。同様の傾向だった15~16年シーズンは流行のピークが比較的早かった。
 国立感染症研究所感染症疫学センターの砂川富正・第二室長によると、09年に流行した型は、子どもが肺炎を起こすケースが報告されており、ぜんそくなどの持病がある子は、さらに注意が必要という。「子どもや高齢者など重症化しやすい人はワクチンを接種し、手洗いやマスクの着用をしっかり行って予防してほしい」と話す。


 一方、アメリカの情報では・・・

■ この冬インフルの死者は記録的高水準か 米疾病対策センター上方修正
2017年12月14日:Newsweek
 医学雑誌ランセットに掲載された米疾病対策センター(CDC)のリポートによると、季節性インフルエンザの世界での死者数は流行するウイルスの型によって幅はあるものの、年間29万1000─64万6000人という。
 CDCのこれまでの試算は25万─50万人だった。
 CDCは上方修正の理由を明らかにしなかったが、今回の調査は世界の保険当局と共同で行われ、以前に比べてより広範囲で多様な国々のサンプルに基づいていると説明した。
 インフルエンザによる死亡率が最も高いのは最貧困地域と高齢者。75歳以上の高齢者とサハラ以南の住民の間で、インフルエンザに関連した呼吸器疾患で死亡する確率が最も高くなっている。
 米国立アレルギー・感染症研究所によると、今年の南半球の冬にはオーストラリアでインフルエンザ感染による入院と死亡者の数が記録的高水準となった。ワクチンの効果が10%にとどまったという。
 このことから米当局は、今年同じワクチンを使う北半球の冬のインフルエンザシーズンは特に厳しくなると予想している。
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