麻生 解散おもちゃの国会を見る
<コメンテーター>
田岡俊次(朝日ニュースターコメンテーター)
田畑光永(ジャーナリスト)
川村晃司(テレビ朝日コメンテーター)
樋口恵子(評論家)
横尾和博(社会評論家)
※電話出演 長妻昭(民主党 衆議院議員)
山口義行(立教大学経済学部教授)
<テーマ>
(1)麻生 解散おもちゃの国会を見る
08年度補正予算案は8日の衆院本会議で、自民、公明ほか、民主、国民新各党の賛成多数で可決、参院に送られました。共産、社民の両党は反対しました。民主党は早期解散を麻生首相に促すため、参院でも審議引き延ばしはしない方針です。このため、補正予算案は来週内にも成立の見通しです。また補給支援特措法改正についても民主は採決を容認する予定。一方民主党の菅直人、国民新党の亀井静香の両代表代行が、7日の衆院予算委員会で政教分離の問題を取り上げました。両党は衆院解散が先延ばしされるなら、公明党の支持母体・創価学会の施設が選挙活動の拠点になっていると指摘してきた矢野絢也・元同党委員長の国会招致を正式に要求し、公明党を揺さぶる考え、といわれています。「解散ありき」の臨時国会、すんなりと進んでいくのでしょうか。
(2)農水省やっと事故米データ出す
農林水産省は8日、民主党のデータ開示要求に対し、95~07年度に販売された事故米は政府・商社販売分をあわせて計3万4185トンだった、と回答しました。これまで同省が公表、確認作業をしてきた数量は8215トン。事故米全体の75%は実際の流通状況をほとんど確認しておらず、事故米の不正転売問題がさらに広がる可能性があります。
(3)世界株安と協調利下げで経済は
米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)など世界の中央銀行6行は8日、協調して政策金利を引き下げると発表しました。また英政府は同日、大手銀行救済のため最大500億ポンド(約8兆7千億円)の資本を注入すると発表。世界的な株価暴落で、各国当局は金融危機に対し、協調行動をとらざるをえないところまで追いつめられました。しかし発表後の8日の欧米金融市場も不安定な動きが続いています。
(4)米大統領選、オバマ圧勝か
米共和党マケイン、民主党オバマ両上院議員による第2回大統領候補討論会が7日夜、テネシー州ナッシュビルのベルモント大学を会場にタウンホール形式で開かれ、両氏が市民の質問に答える形で議論を戦わせました。約1時間半の討論は冒頭から経済問題を中心に展開し、外交に関する質問が出たのは約1時間程度でした。CNNの討論会直後の全米世論調査によると、「オバマ氏が良かった」との回答が54%にのぼり、「マケイン氏が良かった」は30%にとどまりました。また投票態度を決めていない有権者を対象にしたCBSの調査でも40%対26%でオバマ氏優位の結果となりました。
<コメンテーター>
田岡俊次(朝日ニュースターコメンテーター)
田畑光永(ジャーナリスト)
川村晃司(テレビ朝日コメンテーター)
樋口恵子(評論家)
横尾和博(社会評論家)
※電話出演 長妻昭(民主党 衆議院議員)
山口義行(立教大学経済学部教授)
<テーマ>
(1)麻生 解散おもちゃの国会を見る
08年度補正予算案は8日の衆院本会議で、自民、公明ほか、民主、国民新各党の賛成多数で可決、参院に送られました。共産、社民の両党は反対しました。民主党は早期解散を麻生首相に促すため、参院でも審議引き延ばしはしない方針です。このため、補正予算案は来週内にも成立の見通しです。また補給支援特措法改正についても民主は採決を容認する予定。一方民主党の菅直人、国民新党の亀井静香の両代表代行が、7日の衆院予算委員会で政教分離の問題を取り上げました。両党は衆院解散が先延ばしされるなら、公明党の支持母体・創価学会の施設が選挙活動の拠点になっていると指摘してきた矢野絢也・元同党委員長の国会招致を正式に要求し、公明党を揺さぶる考え、といわれています。「解散ありき」の臨時国会、すんなりと進んでいくのでしょうか。
(2)農水省やっと事故米データ出す
農林水産省は8日、民主党のデータ開示要求に対し、95~07年度に販売された事故米は政府・商社販売分をあわせて計3万4185トンだった、と回答しました。これまで同省が公表、確認作業をしてきた数量は8215トン。事故米全体の75%は実際の流通状況をほとんど確認しておらず、事故米の不正転売問題がさらに広がる可能性があります。
(3)世界株安と協調利下げで経済は
米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)など世界の中央銀行6行は8日、協調して政策金利を引き下げると発表しました。また英政府は同日、大手銀行救済のため最大500億ポンド(約8兆7千億円)の資本を注入すると発表。世界的な株価暴落で、各国当局は金融危機に対し、協調行動をとらざるをえないところまで追いつめられました。しかし発表後の8日の欧米金融市場も不安定な動きが続いています。
(4)米大統領選、オバマ圧勝か
米共和党マケイン、民主党オバマ両上院議員による第2回大統領候補討論会が7日夜、テネシー州ナッシュビルのベルモント大学を会場にタウンホール形式で開かれ、両氏が市民の質問に答える形で議論を戦わせました。約1時間半の討論は冒頭から経済問題を中心に展開し、外交に関する質問が出たのは約1時間程度でした。CNNの討論会直後の全米世論調査によると、「オバマ氏が良かった」との回答が54%にのぼり、「マケイン氏が良かった」は30%にとどまりました。また投票態度を決めていない有権者を対象にしたCBSの調査でも40%対26%でオバマ氏優位の結果となりました。