還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

城ケ島灯台(神奈川県)

2014-11-05 21:58:32 | 灯台巡り
じょうがしま灯台
2014年4月25日(0730-0800)訪問

明治 3年(1870)8月13日 初点灯 
大正15年(1926)8月 1日  関東大震災で被災のため改築

初点プレート 

神奈川県三浦市三崎町城ケ島
(35.08.06N  139.36.40E)
高さ  地上~塔頂:11.5m  水面~灯火:30.1m
白色塔型(円形)コンクリート造り

第4等フレネルレンズ
灯質  単閃白光 15秒毎に白光を1閃光
光度 31万カンデラ
光達距離 16海里(約29km)

城ケ島は三浦半島の最南端にある島で本土とは城ケ島大橋(有料)で結ばれています。
東端には安房埼灯台、西端にはこの城ケ島灯台があります、灯台から灯台まで歩いても40分弱の距離です。
私は城ケ島大橋を渡ってすぐの無料駐車場に車を置いて、両方とも歩いて訪問しました。(日常は一日一万歩をノルマにしており、旅で出ても出来るだけ歩く事を心がけているので)
無料駐車場からは歩いて15分で着きます。
ちなみにどちらの灯台近くにも有料駐車場がありますので、急がれる場合は直近まで車で行かれるといいでしょう。

江戸条約に基づく灯台ではありませんが、浦賀水道入口という重要な場所であることから日本で5番目の洋式灯台として明治3年に建設されています。
設計は観音埼灯台と同じフランス人技師ヴェルニーが行い、レンガ造りの円筒形の灯台でしたが関東大震災で倒壊したため現在の灯台は2代目になります。

ここの歴史は古く、1678年(延宝6年)に灯明台が設置され、その後1721年(享保6年)にかがり火に変えられ、この洋式灯台が発光する前夜までかがり火が焚かれていたそうです。
光達距離は現在のものと遜色なく晴夜には約30㎞に達したそうです。(燃料費は浦賀入港の船舶から徴収していたらしい)


ホテルや土産物屋の立ち並ぶ場所にあり交番も灯台を模して作られていました。

土産物屋の間の細い道を進むと

灯台入口と書かれた階段があります。

灯台周辺は西洋風の庭園になっておりきれいに整備されています。

まるでギリシアにいるような雰囲気です。



ここ三浦市三崎町は遠洋マグロ漁業の基地で、今は廃局になってしまった船橋中央漁業無線局(JFA)と並ぶ有名な三崎漁業無線局(JFC)があり現在でもモールス通信を行っている貴重(?)な無線局があります。
しかし土産物屋の主人の話によると、このJFCも今年一杯で廃局になるそうで寂しい限りです。



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