夢中人

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明治神宮

2010年09月13日 | Weblog
最近、本屋さんへ行くと「パワースポットの旅」のガイドブックが目につきます。
へ~流行ってるのかなぁなんて思って、ちょっとパラパラとめくってみてみたら、
清正井(きよまさのいど)というのが目に飛び込んできました。
清正井というのは湧き水で、しかもそれは、東京都渋谷区にあるというではありませんか。
あの東京で湧き水?と半信半疑な感じでしたが、なんか行きたい気持ちになったので行くことにしました。

清正井がある場所は、明治神宮。
住所は、東京都渋谷区代々木だそうです。この「代々木」というのは、『この地には昔から代々樅の大木が育ち
「代々木」という地名が生まれました」と説明があったんです。
なるほどですね。。。代々の木で代々木。だとすると、長い年月の中で生まれた地名なのかな。
それにしても、ヨヨギという響きってきれいですよね。

明治神宮は、江戸初期以来加藤家、井伊家の下屋敷の庭園でしたが、明治時代に宮内省所管となり、代々木御苑と
称せられ、明治天皇、昭憲皇太后がたびたびお出ましになられた由緒ある名苑。
面積83,000平方メートルあり、曲折した小径が美しい熊笹の間を縫い、武蔵野特有の雑木林の面影をとどめており、
四季を通じて趣深い風景が見られる。樹間には多くの野鳥が見られ、都会の雑踏を離れた別天地ということです。
確かに、「都会の雑踏を離れた別天地」とありますが、本当にそんな感じ。
実は私、明治神宮には今回は初めて行ったんです。噂には聞いてはいたんですけど、一瞬、東京にいることを忘れちゃうんですね。

で、清正井なんですが、噂ではそこに辿りつくのに2~3時間待ちということだったのですが、
私が行った時は平日だった言うこともあるのか、すぐに行けました。
清正井の水は、確かに透き通っていてきれいだった。。。。でも、もうちょっと勢いがあればなという感じだったけど、
やっぱり、あの場所で「湧き水」ということがすごいことなんですよね。

どうやら東京地方は雨がしばらく降っていない様子で、そのせいなのか、湧き水の出もイマイチっぽかった。
私は、東京地方は、ゲリラ豪雨で困っているのかと思っていたら違ったんですね。
降らない時は降らないけど、降る時は降るって感じですか。
あのゲリラ豪雨の被害って、降る量も多いというのもあるかもしれないけど、降った水の行き場所がないんですね。
いわゆる、大地の水の受け皿が小さいんだね。

清正井の湧き水の量が少ないのは、雨が降らないせいかな?
あの湧き水というのは、大地に染み込んだ水が、大地に濾過されて湧き上がってくるものですよね。
阿蘇の白川水源の水は、20~30年前に降った雨が湧き上がってきてると聞いたんですよ。だから、今、雨が降る降らないは関係ないって。
だけど、清正井は、その時の雨が関係するのならば、大地に染み込んだ水が、すぐに湧き出てきているということかな。
濾過される時間が短いということ?

でもまぁ、湧き水がでるということは、大地が生きていることではないのかなと思うんですよ。かなり推測ですけど、そう思うんです。
東京は都ですよ。びっくりするくらいの都。大地なんて言葉が思いつかない所。でも、この地も大地だったんだなぁと感じさせてくれたのが清正井。
小さい小さい湧き水たけど、なんとか大地の力を振り絞って、水を出している。まさに、大地の力が生きている「パワースポット」なんですね。

明治神宮は、あの大都会で、かなり貴重な存在。大事にしなければですね。
東京にいく度に、明治神宮というのは頭を横切っていたんですけど、行こうとはしなかったんですよ。
でも、たまたまみたガイドブックの清正井の写真を見て行こうと思った。
パワースポットとは何かということを感じさせてくれた、小さな湧き水の清正井。
行って本当によかった。よんでくれてありがとう。


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