goo blog サービス終了のお知らせ 

夢中人

sura@cosmic_a

レバノン

2009年01月19日 | Weblog
レバノンの杉のあるレバノンは、岐阜県と同じ大きさで、地中海に面する中東にある国。
レバノンという名称はレバン(白から来ている)がレバノンに変化したそうです。

レバノンに旅行に行かれた方のブログを見ていると、とても興味をひかれる所ですね。
「中東のスイス」と呼ばれるそうなんですが、たしかに画像を見ているとそんな感じです。
自然の美や古代からの遺跡があったりで日本人に合う国ではないかということです。
しかもなんと、午前中には山でスキーをして、午後には海で遊べる時期があるとか。
くぅ~。。。行ってみたい。

。。。きっと行く。
(だって、行きたいと思う本気度が高いから)

でもだよ、中東ってあまり人を寄せ付けない感じがあるよね。
今現在もレバノンのお隣の国のイスラエルが戦争をしているとか。。。
レバノンも内戦が長く続いたみたいですね。
先日、買い物をしていたら、グレープフルーツの隣に、イスラエル産のスイーティーがありました。
「あっ、レバノンのお隣の国のイスラエルから来たんだ」と思って思わず買ってしまいました。
食べてみると、一瞬にがみがあるのかなと思いつつ、わやらかな甘みがあるんですね。
とても食べやすくおいしかったです。
きっとイスラエルも自然豊かなところなんだろうなと感じながらいただきました。
でも、なぜ戦争を。。。

私はまだ中東地域のことが理解できていない。でも魅かれるものはいっぱいあるんですよ。
私の歴史への興味は、日本から一気にメソポタミアに移ってしまいました。
(日本を知り尽くしたというわけではないんですが。。。)
それはそれで意味のあることなんでしょうね。それに逆らわず進んでいこうと思います。
私的にはなぜか楽しいです。
。。。ちょっとした疑問があるんですが、メソポタミア時代の地図をみていると、現在のイラクはアッシリア、
トルコはヒッタイトなどと国名がそれぞれ変わっているんですが、エジプトだけはエジプトなんですね。
なんでかな?そこにエジプトの凄さがあるのかな?
。。。いや、なんでかなと思ってですね。ちょっとした疑問でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レバノン杉

2009年01月19日 | Weblog
レバノン杉は、「杉」とありますがマツ科の植物みたいで、標高1900mを越すような土地でないと
自生しないそうです。。
古代エジプトではレバノン杉を輸入していたみたいで、あのツタンカーメンの人型棺や
クフ王のピラミッドから発見された「太陽の舟」などに使用しているみたいです。
腐食や昆虫に強く、材質が緻密でまっすぐに伸び、磨くとつやがつき、芳香性があるみたいで、
船材、建在、墓材、香油(ミイラの防腐剤)などにも使われたとか。
。。。これは、エジプト文明にとってもなくてはならないものだったんですね。
エジプトどころか、ギリシャやローマなどの周辺諸国にもそうだったようです。

なぜレバノン杉が大量に伐採されたかというと、どうやらメソポタミア地方には森が少なかったらしく、
周辺諸国がこぞってレバノン杉を求めたんですね。
現代にいたっては、鉄道の枕木として伐採され続けたようです。

。。。しかし、なんで山があんななるなで伐採し続けたんでしょうね。
画像を観てみると、山の木がまるごとないんですよ。
木こりさん達の仕事は木を切るだけ?例えば、木や山の状態をみたり、植林して育てたりとかは
しないのかな?
今の林業はどうなんだろ?
詳しくはわからないけど、植林はするよね。それらのお手入れをして、育ちやすくはしてるんでしょう?
あと、木のお医者さんという方もいらっしゃるみたいですね。
今はそんな感じで木のスペシャリストという方々がいらっしゃるけど、古代にはいなかったのかもね。
つまり、木や山と対話できる人がいなかったんだ。
。。。いや。。。神とは対話したんだ。。。神から忠告されて、それをきかなかったんだ。
山や木は神そのものではないよね?まぁ、ご神木というのがあるけど。それは特別の木。
山や木は、神の意思を人間に伝えてくれるんじゃないのかな。
神と直接対話できる人もそうなかなかいないよね。だから神は、山や木などの自然にご自身の意思を伝えて、
それらが人間に伝えるんじゃないのかな。。。
土や木、水や空気、植物や野生動物などにご自身のメッセージをのせられているんだ。
だからかなぁ。。。神社に木がもさもさしているのは、木々が神様のメッセージを人間に伝える役目があるから?
木々があると自然に野生動物が集まってもくるよね。

もしかしたら、人間以外の生物は、神に近いのかもね。
それらも人間からみたら神なのかもしれないけど、でもそれらは。。。なんていったらいいんだろう
。。。命を吹き込んでくれる者。。。命の源となる者。。。それは
。。。姿無き者といっていいんだろうか。。。その者の意思(メッセージ)を伝えるんだ。
それを人間は神が与えた五感で感じる。。。
。。。そうか。。。ギルガメシュも五感でレバノン杉周辺の異変には気付いていたんだ。
それが神からの忠告だった。
ギルガメシュはわかっていた。このままレバノンの森の資源を使っていくことはまずいと。
でも、人間の富のために伐採を続けた。。。

神話というのも解釈だよね。
あらすじだけを読んだだけだから詳しくはわからないんだけど、今の時点ではそう解釈してしまった。
「ギルガメシュ叙事詩」は図書館に絶対あるはず。
古代から何千年もの時空を経て現代に存在するお話。そこには意味があるはずだ。
神のご意思(メッセージ)があるんだ。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メソポタミア

2009年01月19日 | Weblog
前回の記事で「王家の紋章」のことを書きましたが、あの後、いったい今はどうなっているんだろうと思い、
最新巻を読んでみることにしました。
最新巻はなんと53巻。
読んでみると、やはり、キャロルを中心に大騒ぎ。舞台はメソポタミア地方で、あっちもこっちも大騒ぎ。
あいかわらずヒッタイトのイズミル王子はキャロルに思い一筋。
なんでそこまでって感じなんですが、その理由が画かれてあったんです。
それは、51巻なんですけどね、イズミル王子は少年の頃から諸外国を旅していたみたいで、
ある日、メソポタミアの地で野営した夜、いつものように学問をしていてうとうととしてしまったそうなんですよ。
そしたら、あるお告げを聞いたんです。「王子よ、そなたは未来、不思議な運命の乙女に出会う・・・」と。
そのお告げをしたのが女神イシュタル。その不思議な運命の乙女がキャロルなんですね。
よくイズミル王子が「おお、愛の女神イシュタルよ」と強く思われている場面が多いなと思っていましたが、
そんないきさつがあったんですね。
でも、女神イシュタルは、メソポタミア地方の愛と戦の女神なんだそうです。
イズミル王子の出身であるヒッタイトにはシャウシュカというこれまた愛と戦の女神がおられるそうなんです。
いくら冷静なイズミル王子でも女神イシュタルのお告げは神秘的で印象深いものだったんでしょうね。
。。。しかしですよ、このイシュタルにしてもシャウシャカにしても「愛と戦の女神」なんですね。
なぜ愛と戦。。。?愛と戦ってひとくくりかな?
愛の為に戦うということなのかな。。。と思っていたけれど、どうやら、男性に力を与えるという意味で
「愛と戦」と言ってるっぽい。
私は、日本神話でアマテラスがスサノオが襲ってきたと勘違いして、男性が戦う格好でスサノオに立ち向かおうとして、
「男姫」なんて言われていたけど、それと同じ意味合いなのかなと思っていたけど、ちょっと違うみたい。
この辺、もうちょっと調べてみよう。

メソポタミアのことをネットで調べてみるとなかなかおもしろいと思いました。
いろいろ読んでみると「ギルガメシュ叙事詩」なんてのが出てくる。
「ギルガメシュ叙事詩」は古代メソポタミアの文学作品だそうです。
どうやらこれは聖書に影響があるみたいですね。
このお話のあらすじを読んでみると、なんと、女神イシュタルが登場するではありませんか。
「ギルガメシュを見た女神イシュタルは彼に求婚をするが断られた。怒ったイシュタルは
「天の雄牛」を彼の故郷に送り、この牛は大暴れをし、人を殺した」とありました。
結婚を断られたから暴れ牛を送り人を殺し困らせたって。。。わがままじゃない?
超わがまま。
でも、この辺りのお話を読んで、スサノオが皮をはいだ馬を、機織をしている女性の部屋に投げ込み、
その女性が死んだというのを思い出したなぁ。
いろいろ読んでみると、日本神話と重なるところがあったりした。

この「ギルガメシュ叙事詩」には環境問題のお話が扱われているみたいで、
なんと「王家の紋章」で印象深かった「レバノン杉」が登場してくるんですよ。
「ギルガメシュは友人と二人でメソポタミアにはない杉を求めて旅に出る。
杉は怪物によって守られていたが、二人は神に背いて怪物を殺し杉を国へ持ち帰った」とありました。
この杉がレバノン杉。
神に背き、森の木を切った。
このお話は、あの宮崎駿さんの「もののけ姫」のモデルみたいですね。
そうなんだぁと思って、「もののけ姫」をじっくりと見てみました。
なるほど。。。
古代メソポタミアでは文明の発展においてこのレバノン杉はなくてはならないものだったみたいですね。
それで、伐採に伐採を重ね森林破壊をしてしまったんだ。その伐採は現代まで続いた。
人間はただ富みの為に森林を破壊してしまった。
私は、神様は多少の地球資源は人間が使ってもいいと思ってると思うんですよ。
ただ、使っていい範囲というのがあるんじゃないかな。
そして、神様に対する感謝を忘れてはいけないんだと思う。
人間は神々の恵みによって生かされている。
物質的に豊かになるということは、地球資源を使わせてもらっているということで、
さらに豊かになるということは、さらに地球資源を使っているということだ。
それを感謝するどころか、おかまいなしに奪い合う人間達。
神の存在を知りながら、人間達の手によって神の首を切り落とした。
過ちに気がつく人間達。もうだめなんだろうか、もう神は人間を許すことをしないのだろうか。。。
「もののけ姫」のお話の中では、切り落とされた神の首は、人間の手によって神の身体にもどされた。
「神は死んでしまった」
「神は死にはしないよ。命そのものだから。生と死と2つとも持っているから。私に生きろといってくれた」と会話があった。

レバノン杉は現在1200本ほど残っているみたいですね。でも本当はレバノン中を覆っていたとか。
どうやら画像を見ている、山の杉が1本も残らず切られたという感じですね。
第一次世界大戦あたりまで伐採が続けられたりもしたみたいなんですが、最近では、植林されているとありました。
成長がちょっと遅いみたいで、1年間に2~7cmくらいしか伸びないそうです。
でも植林を続けなければいけないんですね。
私もこのレバノンの森の復活になにかしら力になれればなと思っています。
でも、どんな方法があるんだろう。調べなきゃです。

「もののけ姫」の中では、神の首は身体にもどすことができたけど、
レバノンの森の神の首はまだ身体から離れたままなんだ。
レバノンの森の神は、今だご自分の首を探してさまよわれているんだ。
人間が切り落とした。だから人間がつなげなければいけない。
きっと時間がかかる。。。。たぶん神の首が身体にもどるのは1000年後くらいかな。
長い時間をかけて伐採してきてしまった。。。だから長い時間をかけて元にもどす。

日本からは遠い国のことだけど、他人事ではないほっとけない気持ちが私の中にあるのはなぜでしょうか。
レバノン杉。。。とても気になる。
じゃ、近いうちにレバノン杉の元に行ってきます。
。。。と言いたいところですが、なかなかそういうわけにはいきませんね。
でも、いつか必ずレバノン杉のもとへ行きます。
そしてレバノン杉をギュッと抱きしめたい。
きっといつかそうするんじゃないかとそんな気がしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする