electric

思索 電子回路 論評等 byホロン commux@mail.goo.ne.jp

煌くグレー

2007-12-15 11:46:13 | 思索
さきほど手元に届いた「クリムゾン・キングの宮殿」を聴きながら指先はKBに戯れ、ハートは液晶パネルの文字に触れています。

さっきまで、紹介くださった隷書体のBBSを探索し、かなり堀下がったのですが、とうとう根負けして帰ってきました。

さて。

モノ・コトを 知らない
  知らな過ぎる存在

これは、古くはソクラテスに始まり、全ての知識人が異口同音に言われるところのものですね。しかしこれもまた確かな真理だと思います。新しい一つのことを知れば、新しい知らないことが二つ現れ、更に知ればその2倍知らないことが現れるかのごとくで、知れば知るほど、知らないことを思い知らされてしまいますね。

もしかしたら、白を埋めていくのは黒ではなく、白と黒の境目に漂い散らばるものかも知れませんね。黒の記号にまとわりつき生命を持つかのようなもの。

叙事と叙情、形而下と形而上、その他諸々の両極からのアプローチも同一の到達点に限りなく近づいていくような気がしています。

例の「資料集〈手引篇〉」を少し説明いただいて、益々興味が煽られてしまいました。カミュ、ヘッセ、サルトル?マルクス?...。一体どんな授業に用いられた資料集なのでしょう。ともかくも人の世に密接するものとして緻密に充実した資料集なのでしょうね。

内なる秩序の構築は生涯ものですよね。時として起こるレボリューションはやはり怖いものでしょうが、その中に稀に見る心地よきものは、いつも大歓迎です。

さて、「クリムゾンキングの宮殿」が2回目の再生に入りました。CDを交換するとしましょう。
コメント
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