紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

ブルーノート幻のアルバム…ソニー・クラーク・クインテッツ

2007-08-24 23:45:41 | ジャズ・ピアノ・コンボ
最近ブルーノート付いちゃってますねぇ。
今日は、過去に「もう一つのクール・ストラッティン」とも言われていた、幻の名盤「ソニー・クラーク・クインテッツ」を紹介します。
参加しているメンバーも、まじに良いですよ!
では…

アルバムタイトル…ソニー・クラーク・クインテッツ

パーソネル…リーダー;ソニー・クラーク(p)
      ジャッキー・マクリーン(as)
      アート・ファーマー(tp)
      クリフ・ジョーダン(ts)
      ケニー・バレル(g)
      ポール・チェンバース(b) 
      ピート・ラロッカ(ds)
      フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)

曲目…1.ロイヤル・フラッシュ、2.ラヴァー、3.マイナー・ミーティング、4.イースタン・インシデント、5.リトル・ソニー

1957年12月8日 1958年1月5日 録音

原盤…ブルー・ノート 発売…東芝EMI
CD番号…TOCJ-1592

演奏について…く、くそー…投稿・批評が、き、消えちゃった。
こうなりゃ一言で…クール・ストラッティンに、まじ負けてないすごい演奏です。

「クラーク」は、「クラーク」らしく哀愁たっぷりのシングルトーンと、お洒落なブロックコードが健在です。
「マクリーン」は「マクリーン節」&鋭利なトーンで所々で良い味出してます。
「ファーマー」…いつもよりは硬派な演奏です。
「バレル」は「クラーク」とベストマッチ!青い音色が本当に合ってます。
「フィリー・ジョー」…神から授かったドラムテクニックはいつもすごい!!!
「チェンバース」は、勤勉実直で、ハズレが少ない。
「ジョーダン」テナーの「マクリーン」が顔を出します。
「ラロッカ」は良いドラマーです。

ブルー・トーン系に名演奏です。

ラテン・ジャズの名セッション…スタン・ゲッツ~カル・ジェイダー・セクステット

2007-08-24 00:00:17 | ジャズ・テナー・サックス
「ゲッツ」のボサノヴァアルバムの原点とも言えるのが、今日紹介のアルバムです。
ラテン・ジャズのヴァイブ名人「カル・ジェイダー」とのセッションで、ベーシストには「スコット・ラファロ」が参戦した、名セッションです。

アルバムタイトル…スタン・ゲッツ~カル・ジェイダー・セクステット

パーソネル…リーダー;スタン・ゲッツ(ts)
      カル・ジェイダー(vib)
      エディ・デュラン(g)
      ヴィンス・ガラルディ(p)
      スコット・ラファロ(b)
      ビリー・ヒギンズ(ds)

曲目…1.ギンザ・サンバ、2.アイヴ・グロウン・アカスタムド・トゥ・ハー・フェイス、3.フォー・オール・ウィ・ノウ、4.クロウズ・ネスト、5.リズ・アン、6.ビッグ・ベア、7.マイ・バディ

原盤…fantasy 発売…ビクターエンターテインメント
CD番号…VICJ-2155

1958年2月8日

演奏について…まず、第一級のお薦め曲、オープニング「ギンザ・サンバ」…冒頭でも言いましたが、60年代に一世を風靡した「スタン・ゲッツ」のボサノヴァアルバムの言わば、原典になった演奏です。
「ゲッツ」の軽快なテナーに乗って、全員がライトで有りながらもセンス良い、アドリブを繰り広げます。
取分け、ギターの「デュラン」が、素晴らしいソロを演じていて、また、ラテンのスペシャリスト「ジャイダー」のヴァイブも抜群に冴えています。
是非、皆様に聴いて欲しい演奏ですね。

4曲目「クロウズ・ネスト」では、「ゲッツ」がこのアルバム中、最も力が入った熱演が聴けて、すごい。
男らしい「ゲッツ」も…良いねぇ。
それから、ピアノの「ガラルディ」が、音色は白いが「マル・ウォルドロン」に似たフレーズの好アドリブを弾いて、これも嬉しいですねぇ。
「デュラン」のダークな音色のブルージーなギターソロも行けてますよ。
そして「ラファロ」のベースソロも聴けるので、評価はオープニング曲に次いで、ナンバー2の名演でしょう。

2曲目「アイヴ・グロウン~」のバラード曲、3曲目「フォー・オール~」の寛ぎのミディアム曲とも、「ゲッツ」のテナーと「ジェイダー」のヴァイブが、ソフトなイメージながら、一本芯の通った演奏が、気持ち良いですね。

6曲目「ビッグ・ベア」は、「ゲッツ」「ジェイダー」「デュラン」他、演奏者全員が、ユニゾン等、渾然一体となったスイング感で、皆が乗りまくりの演奏で、goodです。

7曲目「マイ・バディ」での主役は「ジェイダー」で、ブルース魂が見え隠れするこの演奏には、一瞬「ミルト・ジャクソン」が弾いている様な錯覚に陥る。
そして「ゲッツ」もかなりブルージーな演奏で、ブルース曲ではないが、ディープな演奏は渋いねぇ。