漫画家 吉野朔美さんのエッセイ漫画は面白い。

　「吉野朔実」さんというお名前を見たら、漫画好きとしてはまず『月下の一群』や『少年は荒野を目ざす』などの作品を思い出されるんじゃないでしょうか？でも、吉野さんの描かれる、主に本に関するエッセイ漫画がめっちゃ面白いんですよ！

『本の雑誌』に連載されている見開き２Ｐの短い作品なんですが、吉野さんの漫画作品特有の精神にヒリヒリする作風（苦笑）は同じで、ニヤリとさせられるお話あり、肌があわ立つお話あり、読み応え十分の作品になっています。だってまとめられた本のタイトルがどれも好いんですよ。

「お父さんは時代小説（チャンバラ）が好き」
「お母さんは『赤毛のアン』が好き」
「弟の家には本棚がない」
「犬は本よりも電信柱が好き」
「本を読む兄、読まぬ兄」

ただし、私ってこの文庫本と相性が悪くて、本屋さんでもブックオフでも、まだ実物にお目にかかった事が無いんですよ～（凹）いい加減諦めて、注文して買っえって話しなんですけど、もうネット注文したくとも在庫が無い本もあって、やっぱりどうしても欲しい本は、発売されたら直ぐに買わなきゃダメですねぇ（ため息）

★神様は本を読まない - 本の雑誌社の最新刊｜WEB本の雑誌

１０月に発売予定の、吉野朔実劇場　第六弾　『神様は本を読まない』のサイン本を予約受付中です♪

上橋 菜穂子 『獣の奏者 外伝 刹那』 発売中♪

　もうとっくに買われて読まれた方が、大勢おられるでしょうね、う～ん。図書館貸し出し待ちの私には、このじりじりと待つ時間がたまらんのですよ（Ｍ？）

ところで、雑誌『ダ・ヴィンチ』１０月号に、上橋菜穂子さんの記事があるのですが、

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>もっとも作家自身が筆を執る前から、熱心な読者はいろいろと妄想を膨らませていたようで、

上橋　一番笑ったのが、この番外編が出ることを知った読者が<とうとう公式が出るらしいよ！>ってネットに書いていたこと。なるほど「非公式二次化」がすでにあるものなぁ、と（笑）さすがに読者が書いたストーリーは読んだ事がないんですけど、妄想爆発の４コママンガなんかは、大爆笑しながら読ませてもらっています。

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イタタタタッ！　　スミマセン、上橋さんの仰るとうり虹捜索を存分に愉しんでいます。文中にある「妄想爆発４コママンガ」って、やっぱり日参しているサイトさんだろうか？確かに以前お話のなかで「上橋さんからの拍手があって、ご本人かどうか判りませんが、感激！」と書かれていたんですが・・・虹捜索やっていて、原作者さんからメッセーゾ貰ったら気を失いそうですよね（苦笑）

★エントリー回答ページ

　全国書店ネットワーク「e-hon」にて、”獣の奏者言魂（ことだま）キャンペーン”が開催中です。無料の会員登録をなさって、『獣の奏者』のなかで、いちばんお好きなセリフ（５０文字以内）を選んで応募すると、上橋菜穂子さんのサイン色紙（５名様）・オリジナルポストカード（100名様）・　上橋菜穂子先生直筆のあなたが選んだセリフ入りサイン色紙（５名様）または、別途抽選で100名様にオリジナルポストカードがプレゼントされます。

山岸涼子 『テレプシコーラ』 ダ・ヴィンチ１０月号にて最終回。

　雑誌『ダ・ヴィンチ』１０月号を読んでビックリ！山岸涼子さんの漫画『テレプシコーラ』が最終回を迎えてしまいました。えーっ、こんなところで終わるの？！これからが六花（ゆき）ちゃんの成長を描く見せどころじゃないの？！と、オロオロしてしまいましたよ（苦笑）

ただ、あとがき漫画で、

>２０００年１１月号から始まってちょうど１０年の長さに亘り～なにより皆さまのご声援が嬉しく、老骨にムチ打ち制作にいそしみました。（記事より引用）

という山岸さんのお言葉を読んだら、う～ん、山岸さんの内ではここがちょうど良い区切りなんだろうなぁと思ってみたり・・・なにせ１９４７年のお生まれですから、月一の連載でも取材なさったり、アシスタントさんが居るにせよ漫画を描く作業をされるのは、体力的にも精神的にも大変なんだろうなァと思うんです。

がっくりするファンの為にでしょうか、

>来月号にちょっぴり『テレプシコーラ』番外編を描きます～（記事より引用）

とのことですので、愛読者の皆さん、気持ちをなんとか落ち着かせましょう（苦笑）

という訳で、未読の皆さん、たぶんコミックは、次の５巻か上記の番外編を含めた６巻で完結すると思うので、第一部１０巻から第二部５（または６巻）が発売されたら大人買いして、全巻揃えて一気読みする、至福の時がきましたよ！（笑）ただし、決して途中から読むのはしちゃいけない作品なので、こつこつ第一部１巻からお読み下さい。「王道の少女漫画」の底ぢからに圧倒されますよ♪