時代を投影した貯金箱を収蔵しました。
上の写真、裏側に「銃後貯金箱」と書かれた貯金箱、木製、高さ13センチです。表側、御婦人らしき人が銃を持ち、緊張感が伝わってきます。左上に赤字で、「ジュウゴノチョキン」と書かれています。戦前・戦中、昭和10年代に配布された貯金箱でしょう。戦費調達が重要施策で、戦意高揚の象徴的貯金箱とともに、効果のほどは分かりませんが、この様な実際にお金集めの貯金箱も見かけます。
この貯金箱、箱の上に、絵図を貼られたもので、大量に生産されたものでしょうが、経年の割合には、綺麗な状態です。壁掛けとして使われていたもので、お金は、上の口から入れて、「一パイニナルト上ノフタガ引開ケラレル」と書かれています。
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