にしざわ貯金箱かんが閉館(2019.8.31)して間もなく3年になろうとしています。一時の忙しさが落ち着いたこの時期から、時折りに、にしざわ貯金箱かんの諸々の記録をこのブログに残して行きたいと思います。永遠の過去・現在・未来の中でほんの一瞬に現れたに過ぎない"にしざわ貯金箱かん"に有り難くも興味を持たれた方にメッセージを残したいと思います。
貯金箱を贈与することについては、既にこのシリーズで語ってきたところですが、最終的に尼崎信用金庫の世界の貯金箱博物館へ贈与に至る経緯を記録して置きたいと思います。
先ずは、持病の発症、加えて後継者無きため閉館することになりました。
何としても収蔵貯金箱の永久存続を念願に期待される先への無償贈与を考慮しました。
地元の長野県・千曲市にお願いしたのですが、非常に残念ですが謝絶されました。
それではと言うことで、民間ですが、実績のある尼崎信用金庫にお願いすることにしました。
寄贈依頼文書です。
令和2年3月1日
尼崎信用金庫 世界の貯金箱博物館
館長 吉田哲也 様
にしざわ貯金箱かん
館長 西沢勝実
収蔵貯金箱の無償贈与について
これまでに年賀状交換のご縁を頂きましたものの、突然に標記の申し出となり真に申し訳ありません。
これまで、にしざわ貯金箱かんの閉館(後記参照)に伴い収蔵貯金箱などの引継ぎ先をいろいろ検討して参りました。
正直なところ、文化遺産としても貴重、そして永年蒐集した愛着ある貯金箱でもあり、地元に残せたらとの願いから地元の地公体に相談して参りましたが結果的に謝絶されました。
それならばと貯金箱の保存・公開については実績があり、信頼出来る貴館にお願いするのが最良と考えるに至りました。
当館の収蔵貯金箱も膨大であり、移転にはかなりの段取りが必要かと思います。ご検討の上、お引き受け頂ければ幸いです。
事前の現場調査・状況の確認等は遠慮なくお問い合わせください。
閉館の経緯等はこちらをご覧ください。https://blog.goo.ne.jp/chokinbakokan/e/d046a3a9d997c2d651516fcb78e7a7d8
にしざわ貯金箱かんのホームページもご覧ください。http://www.chokinbako.ecnet.jp/
以上、要件のみの羅列で真に申し訳ありません。何としても貯金箱を後世に残す永久保存が願いで、失礼が有りましたらご勘弁願います。尚、出来るだけスムーズなご検討を頂けたら幸いです。 先ずはお願いまで。
〒389-0821 長野県千曲市上山田温泉3-10-5
にしざわ貯金箱かん メール master@chokinbako.ecnet.jp
電話番号 026-213-4612
添付参考資料
尼信さんへの貯金箱贈与に関する考察
当館収蔵の貯金箱、日本のもの主体に約10,500種類を尼崎信用金庫に贈与します。
これにより、
- 尼崎信金は日本では比類のない貯金箱博物館になります。
- その所蔵貯金箱は体系的に日本の貯金箱の大部分を所蔵することとなり、しかもそれは他所では存在しないものであり、あるいは無くなりつつあるものです。
- 文化遺産として貯金箱は永久に残されるべきものであり、その貯金箱は体系的に調査し纏めておかれるものでしょう。
貯金箱贈与による効果、
- 質量共に圧倒的な貯金箱の所蔵により貯金箱の博物館として知名度や社会的認知度も高まることでしょう。
- 博物館所有者としての尼崎信金、所在地としての尼崎市の知名度も高まります。
- 国内唯一とも言える多種類の貯金箱所蔵博物館の存在でいろいろな活用が考えられるでしよう。
例えば尼崎信金としては、博物館の法人化などによりこれらや観光方面への業容拡大なども考えられます。これからの金融機関の状況変化の中で。
尼崎市としては観光行政の目玉として、或いは「貯金箱の市」など町おこしに活用も考えられます。
取り急ぎこんな考察をしてみました。良いチャンスを将来に向かって生かされたらどうでしょうか。目先ではなく方向性を定めて熱意を持って欲しいです。跡継ぎが無く、閉館の止むなきに至り、本来は地元にと思ったのですが、地元自治体に謝絶され、それならばと実績のある信頼出来そうな民間の尼崎信金さんに贈与を申し出た次第です。失礼が有りましたらご寛容を。
にしざわ貯金箱かん 西沢勝実
この後、尼崎信用金庫よりの当館視察があったものの、話が進まない状況が続きました。再三の問い合わせの結果、以下の返信で話しが進むことになりました。
早速に「証」が送られてきました。
早速に「証」に捺印の上返送しました。
この後、2021.3.20に部長・館長さんの視察と打ち合わせがありました。
2021.6.26 寄贈貯金箱が発送されました。こちらのブログをご覧ください。
寄贈貯金箱を発送しました。 - 終活の日々 (goo.ne.jp)
理事長さんから礼状を頂きました。
拝復です。
2021.9.14 尼崎信用金庫 ニュースリリースに寄贈が掲載されました。
以上が貯金箱贈与の経緯です。これまで特別の連絡を頂いておりませんが、期待通り贈与した貯金箱が大事に保存・展示されていることと思い安心しています。
こちらもご覧ください。
https://t.co/KSL1EK1lHI https://t.co/387dN3IGFK」 / Twitter
ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!
日記・雑記(70歳代)ランキング
つぶやきランキング
日々の出来事ランキング
おもしろ日記ランキング
備忘録・雑記ランキング