つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

京都の桂、本願寺西山別院に行って参りました

2012年04月23日 11時25分53秒 | コンサート
ひとつ大きな本番が終わりました。

僧侶になる前の大事な儀式(得度)の前の研修(得度習礼)が行われる道場的存在である京都、本願寺西山別院にて、コンサートをしてきました。

この度は、こちらの御輪番(会社の社長のような存在)からの依頼で出かけましたが、いつものお寺でのコンサートとは、ちょっと重みが違いました。

親鸞聖人の750回大遠忌の法要の中でのコンサートでした。

それはかつて僕がここで、人生始まって以来最大の決断をしたことがあり、その時の内容をトークに挟んでのコンサートだったからです。

内容については、余りにも長いので割愛しますが、簡潔に申しますと、正座の痛みに耐えられず、研修半ばで僧侶になることを断念しようとしたけれど、摩訶不思議な大いなる力により、その痛みが消え、初心を曲げずにすんだというものです。

自分のこれまでの人生を振り返ってみて、これ程の人生の大きな岐路を悩んだことはない、と思います。

要するに、僧侶になるか、または音楽家でいくかの選択だったのです。

アメリカ留学中に、師匠から「人生の中での大きな決断をするときは、勇気を持ってどちらかに歩んでください。決して無駄になることは、ありませんから。」
というような内容でした。これを、この時、「今、その決断をするときが来た」と思ったのでした。

まあ、本当にいろいろありましたが、ある種の宗教体験をし、またそれにより、誤った人生の選択を免れたと、今振り返って思ってみても、良かったと思っています。


ではでは

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。