つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

平和コンサート中の出来事

2009年08月17日 07時32分54秒 | Weblog
そういえば、このコンサートの意義として、演奏する我々一人一人が個々の中でも平和の意味を実感する体験の必要性を考えていました。

その一貫として、今年はみんなである映画を観ました。「シンドラーのリスト」です。
これは、かなり長い映画ですが、戦争というものが何をしてきたのか、ひとつの例を実写の映像や証言を観る事で、是非みんなに観て何かを感じて欲しかったので、今年敢行しました。

他にも昨年親父が話してくれた原爆の話の中に出てきた、一見何の変哲もない欄干にも、歴史の証言があることを知ることとか。

これがその証言者です。


実は原爆投下のあと、次々と運ばれてくる傷ついた方々の収容先となっていた本堂は、兵隊さんたち専用のものとなっていたそうです。
そののち、次々と亡くなっていく方の遺体を移動するために欄干を一時切り取って、そこから外に滑らせるように出したとのことでした。
この、欄干の一部が切り取られて新しい木で修理されたようになっているところのことです。
僕自身もその時初めてこの事実を知り、ちょっと衝撃的でした。
でも、親父がそれを見るとあの日のことを思い出すのと、僕がかつてのことを想像するのとは、雲泥の違いがあるわけですが、せめてその時の何かを共感することが出来ただけでも、意義があったと言えるのではないか、と思います。



ちなみに、今年は原爆の話ではなくて斎藤先生の話でした。

では

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごいですね。 (pekochan)
2009-08-19 21:23:37
欄干のお話、心に残りました。
そういうことがあったのですね。
原爆を語られる方はもう限られた人たちになりましたね。
秋津さんは、チェロで平和をつくって行ってください。
来年も楽しみにしております


返信する
コメントありがとうございました (chisho)
2009-08-22 09:28:17
pekochanさま

お久しぶりです。
今年の夏も平和コンサートで燃え尽きた感があります。
でも、着実に成果はあがってきているようで、お寺に人が溢れてしまうほどの関心の高さは、一体何を物語っているのか、真剣に考えないといけないのかなあ?と思います。

ではまた
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。