つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

合宿はお好き?

2010年09月27日 16時15分45秒 | 戯言
先日、広島のチェロ大好き集団の一泊合宿&セミナーに、指導の講師として参加しました。

山口のとある山の上の施設を借りての、とても濃い~い二日間でした。

実は5月に1000人のチェロのコンサートに合わせてセミナーを開いた時、参加された方に今回の合宿の予約を受けてました。

この度はその時に受講された方も多数参加されてましたが、総勢40人くらいでした。

セミナーの曲目は、ゴルターマン「セレナーデ」と賛美歌を少々。

セミナーは朝10時から始まりました。
最初からいつもと違う感じになりましたよ。だって、30分も調弦してたんです。 何故かというと、日頃殆んどの皆さんは目の前にピッチトレーナーという機械を置いて合わせておられるのに、今回は僕がオーケストラの調弦のように、コンサートマスターのAから、みんなで合わせるようにさせてしまったからなんです。何しろ、最初のA線がほぼ全員揃ったのが15分後、このままいくと、調弦で1時間が終わるか?と思いましたが、幸いその後はちょっと要領が解られたようで、スピードアップして30分で終わりました。

それから、とりあえず全曲弾いてもらい、皆さんの腕前を拝聴させていただき、休憩になりました。

皆さんも、僕も、意味が違うと思うけど、ちょっと先が見えてホッとしたかな?

その後は、賛美歌、ゴルターマンと続いていきました。



内容は詳しくは述べませんが、大まかに言うと、

どうやったら早く濁りが取れるか?
和音をきれいにハモらせるにはどういうことが大事か?
大きい音小さい音はどうやって出すのが良いのか?
フレーズはどうやったら聞こえるか?
あとは皆さんから日頃の疑問についてお答えする時間もありました。

夕方になり、既に恒例の行事となっていた「夕日を見る」ことに。



さて、この後通常のセミナーでは考えられない光景を見たのでした。

晩御飯のときに、結構沢山のかたが既に晩酌(ビール)を始めたのでした。

まだ、セミナーは夜も続くのですが…。いいのかなあ???
で、僕もちゃっかり飲んでしまうことに。

そして、夜の懇親会(宴会)がやってきました。

まず、またしてもびっくりしたのは、宴会場に行ったら透け透け冷蔵庫のなかにびっしりとビールにワインが詰まっていたんです。もしかしてこれ我々のですか?と聞けば「はいそうです!」と二の返事。

お酒は特に弱いほうではないけど、ガンガンいくと次の日が危ないので、なるべくチャンポンにならないように努めたのですが…?
そういえば、自家製の芋焼酎を振舞っておられましたが、これが結構いける感じだったですねえ。いやいやかなりの人材がおられる、並みの団体ではない。ウム、チェロはでも、人生を謳歌されている姿は、脱帽でした。
何しろ、合宿の常連さんは、この瞬間を待ち焦がれておられたように、皆さん生き生きとしてフィーバーしまくってました。

いやあ、中年パワー恐るべし!!!(失敬、年齢がバレテしもうた

当然、あるべくして二次会の会場(誰かの部屋)に招待され、質問攻めに遭う。確か寝たのは2時過ぎで、朝ごはんは7時半。セーブして飲んだはずだったけど、やはりちょっと飲みすぎたか食欲無し。
何とか起きて朝食会場にまではたどり着き、胃袋に味噌汁だけでも入れて、そのあと朝風呂に直行。少しお酒を抜いてから、セミナー再開。

何とか昼御飯までには身体のほうも少し回復してきました。

最後はもうひとつの楽しみでもある発表会。
ここでは、セミナーで練習した曲以外に、皆さんがこの日のために練習した出し物があるんです。

ホントに楽しそうに弾いておられたのが印象的でした。

あ、今回僕の弟子の一人がアシスタントで参加してくれていたのですが、
締めに二重奏を少し演奏しました。やんややんやの拍手を頂き、アンコールとして僕の無伴奏の演奏がちょっとだけありました。

ということで、ホントに楽しくもあり、大変でもあり、濃くもありの二日間でした。

皆様、ホントにお疲れさまでした。





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4 コメント

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秋津先生お疲れさまでした。 (mukai)
2010-10-01 19:05:33
秋津先生お疲れさまでした!

 合宿初日の調弦には驚きました。4本の弦を1本づつ、4パート40人全員のが合うまで辛抱強く頑固に指導され、今にして思えば、自分の音と基準の音、自分のパートの音、他のパートのを聴くという動機付けをされたのだと気が付きました。

 曲に入っても、1音1音合うまで、つぎの音に進まないというふうで、私は、特に初日の午前中は今までには経験のない疲れを感じました。秋津先生のお疲れはもっと強かったと察します。

 しかしそのおかげで、最初はどうなることかと思っていた音の濁りが少なくなって、2日目には格段に綺麗な音になりました!

 自部の音や他の人の音を聞こうという意識があれば、我々の様な者でも綺麗なアンサンブルができる、という勇気をいただいた様な気がします。

 その他にもいろいろ勉強になりました。いつかまたこの様な機会があれば参加したいと思っています。どうもありがとうございました。
 
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本当に残念でした (JIJI)
2010-10-02 01:10:36
 人生いつ何があ起きるか分からないということを実感しました。
 木曜日の夜に発症し金曜日に医者に行き、症状が治まれば合宿に行こうと様子を見ていましたが土曜日の朝の時点で微熱が下がらないので、合宿を断念しました。先生のレクチャーが受けれなくてとても残念です。
 
 チェロを始めた歳からずっと参加していたので調子が戻ればせめて二日目の午後の発表会だけでもと思い行ってみました。みんな年年腕を上げておられるのを感じました。
 
 次回のセミナーへのリクエスト曲を聞かれておられたので、リクエストします。
Giovanni Sollimaの「TERRA ARIA」は如何でしょう? 
 この曲はYoutubeでたまたま見つけたものです。少し難度が高いかなとは思います
 
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コメントありがとうございます (Chisho)
2010-10-06 04:06:45
mukaiさま

合宿の件、特に準備して行っていた訳ではなかったのですが、結果そのように言って頂けて嬉しい限りです。
自分の知っているノウハウをお教えしただけですが、時間の経過と共に音が澄んでいく様を体験して頂けた事、またそれがあって初めてアンサンブルの楽しみが芽生える事等、多少、牛歩の世界でしたが、そのことが喜びになっていただければ、指導者冥利に尽きます。

では、レッスンで!
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コメントありがとうございます (Chisho)
2010-10-06 04:17:47
JIJIさま

そうだったんですね!
お身体のこと、どうぞご自愛ください。
またチャンスがあれば、個人的にレッスンまでいかなくても、レクチャー的な時間を持つことを考えても良いですよ!

まあ、今度の打ち上げに来られるようなら、その時にお話しましょう。

ではまた
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