先日書の稽古が休みで、というのも先生が教えている他の教室の忘年会があったからで、私はその教室の人達とも交流があって参加させてもらいました。
去年も同様に誘われて、確か「年輩の人が多くて話題が戦時中の事」「私は成績がイマイチで空軍には行けず陸軍になった…」みたいな記事を書きました。
今年も会話の導入部はそれでした。
というのも、昨年忘年会を欠席した人で「カラオケは軍歌」って人が参加していたから。
しかも、会の中に空軍の学校(即幹部になれるエリート)にいた人がいるので、同じ年代の人にとっても興味がある様なんです。
でも何となく言葉の端々から、元空軍の方は自分がどんな生活をしていたとかどう言う訓練をしたって事は平気そうなのですが、「国の為に!」みたいな精神論は語りたくなさそうだったんです。
「今思えば、中国やロシアの共産主義の統制と同じ構図だから、やっぱり教育とか政府のありかたが重要だ」と説いていました。
でも、先に紹介した方は「お国の為!」ってのが大好きな様で、すごいお話を聞く事ができました。
その方が学生時代、当初志願兵を募っていた状態から戦況が変わって徴兵制になったそうなんです。
それで身体検査の結果、選ばれた5人に入ったそうなんです。
「それがとても嬉しかった。クラスで一番最初に国の為に死ねるから…」って本当に嬉しかったそうなんです。
それはまさに『洗脳』だと言っていました。
結局、直後に終戦を迎えて戦地へ行く事はなかったそうなのですが、そういう生の声ってなかなか聞けないですよね。
国中が「お国の為に…」という心境になっていて、それが戦後覚めていく訳なのですが、私にはそのお話がすごく新鮮でした。
というのも、「お国の為に」が当時のムードがそう思わせた様に、それが覚めていくのも当時のムードというか世の中の空気が自然にそうさせた様なんです。
私は明治維新の頃の文明開化の様に明確に「戦争は駄目だ!」みたいな運動があって逆の洗脳を受けた状態かと思っていました。
そんな中でも、やはり流れについていけなくて苦しんでいた人もいたそうなんです。
こういうお話って授業じゃ絶対に習わないし、当事者じゃないとわからないお話でしょ。
私の書の先生は当時はまだ中学生(今の高校生)になったばかりくらいで、疎開したお話とか空襲に備えた体勢(目と耳と鼻を押さえて小さくなる)の練習をしたとか、そう言う事は何回か聞いた事がありますが、先生ご自身はその経験から絶対に戦争は嫌でカラオケで軍歌歌っている人も避けたい感じなんです。
あとは母から「戦争中に金属類の供出で代々伝わる名刀を出したけど、地域でまとめて軍に引き渡す時には刀はなかったらしい。誰かがくすねた可能性が高い。」ってのはよく聞きました。
私は常々、太平洋戦争の話になると中国・韓国に対しての話ばかりで『日本がした事・された事』をバランスよく学習する必要があるし、当時を知る人はそれぞれの立場でどう感じていたのかを語って欲しいと思っていました。
だから、今回は「意気揚々と戦地に赴こうとして肩すかしを食らった人」の貴重なお話が聞けて良かったと思いました。
ただ、終始その方は自分の自慢話がチラチラしていて疲れましたけど…。
去年も同様に誘われて、確か「年輩の人が多くて話題が戦時中の事」「私は成績がイマイチで空軍には行けず陸軍になった…」みたいな記事を書きました。
今年も会話の導入部はそれでした。
というのも、昨年忘年会を欠席した人で「カラオケは軍歌」って人が参加していたから。
しかも、会の中に空軍の学校(即幹部になれるエリート)にいた人がいるので、同じ年代の人にとっても興味がある様なんです。
でも何となく言葉の端々から、元空軍の方は自分がどんな生活をしていたとかどう言う訓練をしたって事は平気そうなのですが、「国の為に!」みたいな精神論は語りたくなさそうだったんです。
「今思えば、中国やロシアの共産主義の統制と同じ構図だから、やっぱり教育とか政府のありかたが重要だ」と説いていました。
でも、先に紹介した方は「お国の為!」ってのが大好きな様で、すごいお話を聞く事ができました。
その方が学生時代、当初志願兵を募っていた状態から戦況が変わって徴兵制になったそうなんです。
それで身体検査の結果、選ばれた5人に入ったそうなんです。
「それがとても嬉しかった。クラスで一番最初に国の為に死ねるから…」って本当に嬉しかったそうなんです。
それはまさに『洗脳』だと言っていました。
結局、直後に終戦を迎えて戦地へ行く事はなかったそうなのですが、そういう生の声ってなかなか聞けないですよね。
国中が「お国の為に…」という心境になっていて、それが戦後覚めていく訳なのですが、私にはそのお話がすごく新鮮でした。
というのも、「お国の為に」が当時のムードがそう思わせた様に、それが覚めていくのも当時のムードというか世の中の空気が自然にそうさせた様なんです。
私は明治維新の頃の文明開化の様に明確に「戦争は駄目だ!」みたいな運動があって逆の洗脳を受けた状態かと思っていました。
そんな中でも、やはり流れについていけなくて苦しんでいた人もいたそうなんです。
こういうお話って授業じゃ絶対に習わないし、当事者じゃないとわからないお話でしょ。
私の書の先生は当時はまだ中学生(今の高校生)になったばかりくらいで、疎開したお話とか空襲に備えた体勢(目と耳と鼻を押さえて小さくなる)の練習をしたとか、そう言う事は何回か聞いた事がありますが、先生ご自身はその経験から絶対に戦争は嫌でカラオケで軍歌歌っている人も避けたい感じなんです。
あとは母から「戦争中に金属類の供出で代々伝わる名刀を出したけど、地域でまとめて軍に引き渡す時には刀はなかったらしい。誰かがくすねた可能性が高い。」ってのはよく聞きました。
私は常々、太平洋戦争の話になると中国・韓国に対しての話ばかりで『日本がした事・された事』をバランスよく学習する必要があるし、当時を知る人はそれぞれの立場でどう感じていたのかを語って欲しいと思っていました。
だから、今回は「意気揚々と戦地に赴こうとして肩すかしを食らった人」の貴重なお話が聞けて良かったと思いました。
ただ、終始その方は自分の自慢話がチラチラしていて疲れましたけど…。
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