おきらく

まんまるが思いつきでいろんな事を書くブログです

偏向報道と思う

2009-04-09 | Weblog
広島県の入学間もない女児がバスに轢かれて死傷した事故について感じた事です。
事故は関係者の気持ちを思うと痛ましく、やりきれない気持ちになります。
しかし報道での情報だけで想像すると、あの事故は運転手には避けられなかった事故ではないかと思います。
それを誰もが解っていると思うのですが、何故か報道ではその後に「あの運転手は・・・」と過去に車内で騒ぐ児童に汚い言葉で叱った事やお客さんが降りきる前にドアを閉めたなど、運転手に悪意があったような報道がされています。
ある番組では本当に死角だったのか、実際に同型のバスに乗り込み10枚のミラーを1枚ずつ検証して、「このミラーで確認できます」なんて言っていました。
一度に10枚は見られないから、見た時のタイミングで気付かない事もあるという可能性を司会者が指摘しても、番組的に『運転手が悪い』という方向性が予め決められているかのような返しをしていました。
バスには指導の為の教員もいたし他の児童もいたと思います。
それぞれが後悔や怖れなどの気持ちでいっぱいだと思います。
余計な詮索や行き過ぎた取材で関係者の心の傷を広げるような真似は止めて欲しい。
それよりもバスの前を横切らないように交通ルールを周知させる報道の方が有効だと思います。

個人的に、、、現場を見ると本当に狭い車道いっぱいに路線バスが通っています。
そこを徒歩で通学するのは危険だと行政が補助金を出してまでバス通学を認めています(というか推奨かな)。
そんな地域ならば、もっと地域ぐるみで交通安全に取り組むとか、路線バスではなくスクールバスにするとか、個々の責任を問う前にできる事はあったと思います。