鉄道

埼玉の大宮に鉄道博物館が出来ました。
たいへん盛況のようです。

鉄道マニアもモチロンですが
昔の思い出に胸を熱くした
一般のお客様も多かったようです。
大人も子供も楽しめそうな素敵な鉄道博物館が出来ました。

昔の電車は
座る所がビロードのような感触でした。
椅子の背中は木で出来ていました。
床もちょっとべとつく様な黒い木でした。

機械油のような独特の匂いがありました。

小さな時は
電車に乗った途端
必ず靴を脱ぎ捨てると
反対向きに座り
「いっせいのせ!」と息を合わせ
窓の右と左のツマミを
友達と二人掛りで開けたものです。

一気に身を乗り出し
外の風を顔に当てながら
美味しい空気と共に景色を楽しみました。
見て楽しむだけではないのです。
手に届きそうな美しい景色の数々を
体感するのです。
電車の一部となって・・

大きな声で風に負けずに歌を歌ったり
どうでも良いということが
とても楽しい事でした。

今、管理人は
一人で窓を開ける腕の長さは持ちましたが
靴を脱いで反対向きに座ると言うのは・・・

想像すると・・・
まず歳相応に靴を揃え
窓側に正座して
窓を開け
体半分を出すと・・・
・・・自殺と間違われそうです^_^;

でも
誰も見てなかったら
やっぱり「やりたい!!」です。
窓から体を思いっきり乗り出して
手を伸ばし
風を感じ
草の匂いを感じ
周りの景色の数々に手を振り

そう言えば
昔は電車から見える人に手を振れば
誰もが手を振り返してくれました。

但し大きな管理人がやったのでは
まるで助けを呼んでいるように見えるかもしれませんね^_^;

子供の頃は
やったら叱られることでも
こっそりやれば
子供心には悪い事ではないこと
ありました。


それは親が危険だからという心配で
「してはいけない事」と理由付けしたからでしょう

今は・・・
叱る側です。

危険だからと叱られることを
することが無くなりました。

寂しいものです。
そのちょっとした冒険心が
余計にワクワクさせていたのですから

してはいけない危険なことは
大人になったってしまったらしません。

冒険心を何処かに忘れてきました。

あの機械油の匂いの中にかなぁ~

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