秋風の恋物語


セラヴィは秋の草木花で一色となりました。

ススキを揺らす秋の声が聞こえます。
昨日に続く今日なのに
静かに立った初秋の声は
大人になった恋心

秋の大好きな管理人
初秋の風と
晩秋の風が特に好きです。

初秋の風は
涼風が風鈴を揺らし
夏の終わりと共に
秋の到来を告げます。
それは、
静かですが
確実に心に響き渡ります。

初秋の風の音を聞くと
空を眺め
秋の心を感じます。

光も風も空気も
見えるもの
感じるもの
すべてが静かな落ち着きを取り戻します。
そんな初秋の風が大好きです。

また晩秋の風も好きです。
秋の終わりを告げる風は
秋の大好きな管理人への
スマートな別れの言葉を知ってます。

冬の風をこっそり懐に
ささやきます。

最も好きな秋との
心構えのいらない別れは
ちょっぴり大人の恋心を
教えてくれます。

秋は、
多くの実りを与えると
最後に木々に「紅」をそっと塗ります。
恋した印のように

そして
昨日に続く今日の中
気が付くと消えているのです。

紅を塗られた木々達は
秋の後を追うように
次々と紅く染まったままの葉を落とします。

そして
落ちた紅の葉は
紅の色を捨て
山々を暖めます。

紅の香り消えぬ心の温もりを
まるで山肌に移すかのように・・・


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )