関守石


これは、セラヴィの玄関脇に置いてある関守石。
ドアーのストッパー代わりに使っています。
行きつけの骨董屋さんで見つけたものです。

【関守石】せきもりいしは
止め石・留め石などとも言われます。
茶庭の中にある簡潔な道標で、
露地の飛石の岐路に置いて、粗い縄で結ばれたこの小さな石が、
「これより先へ踏みこんではいけない」
と教えてくれるます。

日本人の優しい気遣いです。

何の知識が無くても
道の真ん中にある関守石は
ここから入ってはいけないと
誰にも分かります。

山歩きなども
分かれ道に一本の枝が道をふさぐように置かれていたら
こちらの道は危ないのだと分かります。

声にしない
静かな心への語りが好きです。

大きな看板など立てなくても
良いのです。

人に大切な事を伝える時は
声をださねば伝わり難いですものが

声や言葉にしなくとも
分かってもらえる形はなんとも良いものです。

人の想いというものは
こうして伝える側
理解する側があれば成り立つことなのです。

多くの説明書きを読むより
または逆に、簡素化された言葉を理解するより
こんな「想いの伝達の方法」の方が
直接的に心に語りかけ
実に簡潔な方法だと思われませんか?



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