MONOGATARI  by CAZZ

世紀末までの漫画、アニメ、音楽で育った女性向け
オリジナル小説です。 大人少女妄想童話

夢の訪問者

2009-07-13 | 漫画



再び言い訳のような不思議な話をいたします。

前に私の先祖であり?前世でもあるかもな
千代さんの話を書きましたが
その時のカウンセラーさんの知り合いで
三鷹に住んでられる方がおります。
この方は先のカウンセラーの方が『心理』であるなら
ちょっと『霊能』の入った方と説明すればいいでしょうか。
初めて遊びに(相談というよりはそっちに近い)行った時
向かい合って気とやらを送ってもらいました。
私ははっきり言って懐疑的でしたが
「ではこれから(気を)送ります」と言われた瞬間
むき出しにしていた私の両腕のうぶ毛がさわさわと・・・
鳥肌が立った時のようになったんです。
いやーびっくりした。こういうことっとあるんだなぁと。
この方は霊とかが見える方なのですが・・・
私との話の中で話がそういう方に向くとさっぱり乗って来ないのです。
霊が見える友人とは普通に「時々、部屋の隅に来てるのよね」とか
話をしてたらしいのに。
まあ、あまり広めたくないんだなとこちらでは納得しておりました。

しかし、後日のこと。
ちょっと引っかかる私事があり心を落ち着かせようと
再び彼女の元に赴くことになりました。
その時、私は長年の不妊治療に限界を感じていて
年齢も上がり、今後どうしようかと悩んでいたように思います。
「私の高い自我(ハイヤーマイセルフ)や
 他の自我の皆さんはまだ会議中であると」
「喧々囂々の論議が継続中」との彼女の結論で・・・
この時点でちょっといわゆる『心理カウンセラー』とは違う展開だったのですが、
そういう話が大好きな私は彼女の様子がおかしいのにまったく気がつきませんでした。
一段落してお茶をいただいていると彼女の方から言いにくそうに
「今日は私、落ち着かないんですよ。」と唐突に口を開きました。
「実はCAZZさんの横にさっきから兵隊さんがいるんです。」
ええっ?と隣を見ますが、やっぱり私の目には見えません。
「日本の兵隊さんなんですが、CAZZさんここに来る前に
  どこか戦争とか兵隊とかに関係するところに寄って来ませんでしたか?」
さあそんなところには寄ってないはず・・・
と言ってから、私はハッと想い出してしまいました。
その日の前々日に実は、東京にある某神社の前を私は通りかかったのであります。
その時は武道館のライブの帰りで夜遅かったこともあり
ここがあの噂の(首相が参ったとか参らないとかでもめる)ところかと
興味深くこわごわ反対側の通りから眺めたものです。
首相が私人で行くなら問題ないと言った話から
「シジン言ったって、ポエマーちゃうで~」
そんな超くだらない会話をしながら通ったはずなのに。なんで?
彼女の話ではそこから付いて来たというのです。
そして彼女は続けます。
「彼はあなたに戦争の話を書いてもらいたがっています。」
どわーっ!こういうベタな展開、よく聞くけど・・・
よりに寄ってこんなマイナーどころか素人趣味創作人間のところに~なんで?
その時にとっさに答えたのが
「あの~私、SFならそういうの考えてるけど・・・それでもいい?」ということで。
それはかくゆう、手前味噌の『スパイラル~』のことでした。
それでもいいと言ってくださったんで・・・

そうやって無事に?『~ゼロ』がどうにかこうにか書き上がったわけですが。
今でも少しプレッシャーを感じています。
できればもっとうまいプロの人に頼んでくれればいいのにって。
あとあんましグズグズ進まないでいるともう、他所に行ってしまったかもとか。
そう思った時は少し寂しく・・・思いますけど。
とりあえず、こんな私なりにやれるだけはやろうと思っております。

ところで又、前世的な話ですが・・・
私はちょっと自分を振り返りますと『兵隊』さんとか
『大陸』『中国』『韓国』に中学の頃から妙に魅かれまして・・・
そのような本を片端から読みあさっていたことがありました。
小学生の頃はいわゆる白血病もの、
病気で死んでしまった子供の手記とかが大好きで読みあさってたのと同じです。
(そういえばこの時も疎開児童ものとか原爆児童ものもお気に入りで読んでましたっけ)
そうしたら、千代さんとの出会いがあったわけです。
千代さんは胸を病んで亡くなった明治の女性のようでした。
多分、兵隊さんも私に関係する方なのではないでしょうか?
父親の2人の兄が(私の叔父ですね)戦争で亡くなっていますし。

実はその後、すごい夢を見ました。
それまでも戦争にまつわるような夢を見たことはあったのですが、
その夢はそのままネタになるというほどのすごいできあがった夢で。
オーストラリアに進行した兵隊さんの最期のシーンです。
私のもとに現れてくださった『兵隊』さんの最期なのではないかと
密かに確信してしまいました。
きっと誰かに知って欲しかったのでしょうか。
それを踏まえた『話』を早く形にしなくてはと思っています。