Enfance finie
三好達治
海の遠くに島が・・・
雨に椿の花が堕ちた。
鳥籠に春が、
春が鳥のいない鳥籠に。
約束はみんな壊れたね。
海には雲が、ね、
雲には地球が、映っているね。
空には階段があるね。
今日 記憶の旗が落ちて、
大きな川のように、
私は人と別れよう。
床には私の足跡が、
足跡に微かな塵が・・・
ああ、哀れな私よ。
僕は、さあ僕よ、僕は遠い旅に出ようね。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
小説の続きもできず
ひたすら手直ししております。
情けなや・・・・
昔のイラストと人のポエムで
しばしのつなぎでございます。
三好達治は母親の本棚にあったものを
拾い読みして好きになりました。
「太郎の上に雪振り積む・・・」
とかいうのが有名ですが。
お断り☆「い」とか「よ」とか「別れる」とかは旧字なんですが
変換できなかった(ような→やうな)ので
いっそのこと?全部直さないことにしてしまいました。
信じられない話ですが
私の小学生の頃、外国の詩ブームというのが
なんでかうちの回りでありました。
ランボーとかアポリネールとかヴェルレーヌとか
堀口大学訳とかで読んでたんですよね・・・
なんだったんでしょう?あのブームは。
(40年は前の話やで)
みんな詩を作っていた・・・。
大きくなったら「詩人」になりたいとか
言ってたりして
あの道ばたで詩集とか売ってる
貧乏間違いなしのあれです。
しかし小学生が「季節よ、城よ、無傷の魂がなんたら」
「ランボー読んだ?次私に貸して」とかありえへんよね。。。。
あの時の仲間はどうしてるのかとふと思う時があります。
みんな一人前の主婦に母になってるんでしょうかね。