不思議な話と言っても
私はたくさん体験があって
困ってしまうとかいったタイプではありません。
友人でははそう言う話は
枚挙にいとまがない(お坊さん)という人がいますが・・・
そういう人はもう慣れっこというか
体験する側から忘れてしまったりするみたいです。
あとどこが怖いかわからないなどといって
「ああ、そういえばこんなことがあったっけ~」
などと片手間に話されたことが
笑えないほど怖かったり。
そんな私がこれはちょっといいかな~と思うのは
まだ幼稚園に上がる前の話です。
当時の私は特に不思議と思っていなかったのですが
私の目には空中に漂ってるあるモノが見えてたんです。
それは、小さなお花とか、花かごと言ったものです。
色付きのキラキラしたものが
布団でボーッとしていると必ず
枕元に漂ってきました。
さらに
布団の中に潜って暗闇に目をこらすと
サイケデリックな
極彩色の曼荼羅のようなものや
鳳凰の尾羽のような模様が目の前で
ひたすら展開し
毎晩眠りにつくまで
見ていていつまでもあきなかっものです。
ところがそれが
小学校に行くようになって(小学2年?)
深夜2時に(時計を確認)なぜか目が覚めたら
陰々滅々とした縦笛の音が聞こえてきました。
このフレーズは今も覚えているんですが
それ自体は学校の音楽の課題だったので
誰かが団地のどこかで(団地住まいだった)
笛の練習しているのかなと
漠然と思った記憶があります。
(今考えると変な話ですが)
そして
トイレから戻り再び布団に入って目を閉じると
目の前に骸骨(全身)が浮かびました。
浮かんだと思ったら、それはバラバラに飛び散り
辺り中が踊り狂う骨だら、布団の中が見れず
(布団の暗闇スクリーンも骨に浸食されてた)
外が明るくなる4時ぐらいまで眠れませんでした。
この骸骨祭りは3日続き
(毎晩2時、笛が聞こえたのは初日だけ)
子供なりに寝不足になってしまいました。
なんだったのかわかりませんが
3日以降は、ぱったりと終決しました。
以来、子供の私は布団の中でも
なるべく何も見ないように心がけ
空中を漂う花も気がつかないように
なるべく何も見ないようにしてきたのです・・・
そんな風に意識して見ないようにしていたら
いつの間にか見えなくなっていました。
今では
布団の中でもうっすらと何かが動いてるような感じがしても
以前のような鮮明さはありません・・・
思うともったいないことをしたものです。
その名残でしょうか
万華鏡を覗くと何時間でも見てられますね~
思い返してみると
花と花かごは絵で描いたみたいで
骸骨もリアルと言うよりは絵のようだった気がします。
(チベット仏教とかにありそうな一種の骨曼荼羅でしょうか?)
布団スクリーンの体験は
友人であるお坊さんも子供の頃から
よく見ていたそうです。
(この方は今でも妖怪だのお化けだのたくさん見てますが)
空中に漂うモノに関しては
後日、ある方のエッセイの中で
子供の頃の同じような体験を書いてあるのを発見しました。
今のところ知ってる限りでは
その方一人しか知りませんのです。
なんか他にもいそうですけどね。