MONOGATARI  by CAZZ

世紀末までの漫画、アニメ、音楽で育った女性向け
オリジナル小説です。 大人少女妄想童話

野ばらの唄

2008-05-22 | Weblog
野ばらの唄
by.CAZZ


咲いてるように見えたのは
それは幻だったのかも
この眼で見てはいないのに
揺れる音が聞こえます

咲いてるように見えたのは
季節外れの秋のせいかも
今は夏が欲しいのに
ほんのり香りが匂うのです

野ばら ばら ばら
色はくれない


笑ってるように見えたのは
空を走る 金の下駄
カランコロンと鳴るままに
花びらだけが舞い狂う

それだけしか知らないみたいに
散ることしか知らないみたいに

野ばら ばら ばら
色はくれない

光が苦しい葉影には
そっと咲いてる気がします

黙って見ている気がします




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
これも古い詩です。
「見守られたい症候群」でしょうか?
常に見られているのはちょい苦痛な感じします。
今、家に犬がいるんですけど
犬って常にじっと見ていますね~
やられたって思いました。
本来は猫が好きなんですけど・・
犬って飼ったことなかったから・・
可愛いと思いつつ、ずっと苦手意識があって
それを解消したくて?
つまり一度も飼ったことなかったから
飼ってみたかったんで、飼ったんです。
そして・・・気がついたら、視線。
当初はほんとどうにか視線を避けようとしてましたが。
なんだか、最近では快感になってきましたよ。
猫を飼う人はMで犬はSって説がありましたが
(あれ?ありましたよね?)
その話はなんだか、当たっているのかもな~と思えて来ました。
どんどん、ちょっと女王様気分になっていきますよ。
「このけだもの!」「おやめ!」とか叫んでしまいそう。
この「!」が付くしゃべりが非長女、文科系な私は
なかなか慣れなかったんだけど・・
(誰がボスであるかを教える為に強い命令口調は必然なのだ!)
実際には(ひょっとして言葉がわかる?かもなんで)
「このおばかちゃんが~!」とか「だめ!」ぐらいで
トラウマになるような過激な台詞は言ってませんけど。
奴が散歩したかったり遊んで欲しかったりと
きゅんきゅん鳴いていても甘やかさない為にもひたすら無視。
罪悪感を覚えさせるようなこれみよがしの
ため息が聞こえても振り向いてはいけない。
(うちの犬はほんと子供がすねた時の声に
そっくりな息の吐き方をしてくれます。
なんだよ~がっかりだよ~って)
今もこれを書いてる間中、何気に熱い視線が
注がれ続けてていることをお伝えしておきましょう。
はー、きゅん、きゅん!