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MONOGATARI  by CAZZ

世紀末までの漫画、アニメ、音楽で育った女性向け
オリジナル小説です。 大人少女妄想童話

夢魔

2009-02-21 | 漫画


夢見る乙女
たわわに実る果実の下には蛇が潜む?

花闇

2009-02-16 | 漫画

満開の花の下
内なる鬼をなんとしよう?

花の元には影がさす
心騒ぎておさまらず
浮き立つと思えば
沈むもあり

心の獣 嘆き哭く

2009-02-14 | 漫画
仏は常にいませども 
うつつならぬぞあわれなる
人の音せぬ暁に 
ほのかに夢にみえ給う
          (梁塵秘抄)

暁静かに寝過ごして
思えば涙ぞおさへあへぬ
はかなくこの世を過ぐしても
いつかは浄土へ参るべき
          (梁塵秘抄)

静かなる暁ごとに見渡せば
まだ深き夜の夢ぞかなしき
    式子内親王(新古今和歌集)



上は梁塵秘抄という昔の今様を集めた歌集に
深く影響されたと言われている式子内親王の歌です。


ながめつる今は昔になりぬとも
軒端の梅よ我を忘るな    
          式子内親王(1153年?~1201年没)

式子内親王という方の和歌が好きです。
上の歌などを読むと800年も昔に生きた
彼女のひたむきな目に今も見つめられて
いるような気がするのです。
この方は後白河天皇の息女に産まれながら
平氏の台頭によってついに一度も歴史の表舞台に
踊ることなくひっそりと生を終えた皇女です。
出生年齢も定かでありません。
同腹の女姉妹4人のうち3人までもが
伊勢の斎宮となって子供を残すこともなく
終わっています。(末の妹は15歳で没)
長兄の以人王は安徳帝即位の裏で
謀略に嵌って挙兵、敗死(1180年)しました。
いわば当時の平氏全盛の世の中にあっては
存在してはいないかのように生きることを
社会的に求められた皇女達でした。
そのせいか、彼女の唄は閉塞感とそれに相反する
大変激しい激情が感じられる気がします。

玉の尾よ
絶えなばたえね
ながらへば忍ぶることの
よわりもぞする    
         (式子内親王)

日に千たび
心は谷に投げ果てて
あるにもあらず過ぐる我が身は   
          (式子内親王)

平安時代の皇族の姫君というと
しおらしくおっとりと歌を詠んで暮らしている
そんなイメージを持っていたものですから
彼女の和歌を詠んだ時は
こんなに現代に生きる私にも理解できる
人間らしい生の感情を彼女が
詠い残したことに驚きを覚えました。
彼女はその歌によって長らえるしか,
自分達を押し込めた権力に対して戦うには
それしか他に道がなかったわけですが・・・
結果を見れば一目瞭然。
その密やかなる戦いに彼女は勝利したと
言ってもいいでしょう。
今でもしっかりと
彼女の魂が感じられますから。
「ここに生きた私を忘れないで」と。


時鳥(ほととぎす)
そのかみやまの旅枕
ほの語らいし空ぞ忘れぬ
         (式子内親王)

15歳前後の若い斎院であった頃を
後に振り返って詠んだ歌。

ほととぎす
(男性を表すそうです。斎宮ですから
 いわば伊勢神宮に仕える巫女であります。
 表立って男性とは付き合えない建前がありますから・・・
 秘めた恋人か、想像上の恋人・・・
 彼女は源氏物語の宇治十帖が好きで
 その中のヒロイン大姫のように生きたい
 と思っていたらしい・・・
 あるいは後に惨死する兄に対する疑似恋愛?
 若く聡明で彼女の希望であった以人王かも
 しれないと言われています。)
旅枕とは伊勢の斎宮の居住する館を示すらしい。
そこに訪れた恋人と朝まで語り合った・・・
夜わ・・そして、曙。
その時に頭上高く明けていった空の色を私はけして忘れない。
いや、絶対に忘れることなどない。と言う強い表現です。

このような歌を読むと
800年なんて時は簡単に飛び越えられる気がしませんか。


禁じられた色彩

2009-02-11 | 漫画



禁じられた色彩
     デビット・シルビアン


あなたの手の傷はけして治らないだろう
僕は信じてさえいればいいと思っていた

あなたに一生距てられた僕がここにいる
キリストの血か?それとも僕の心臓の鼓動?

僕の愛は禁じられた色彩を帯びる
僕の生は(もう一度あなたを)信じる

無意味な歳月が瞬時に過ぎ
無数の人々が喜んであなたに命を捧げる
生き残るものは何もないのか?

自分の中にわき起こる感情を
処する術を覚えようと
自分の中に埋められた土くれに手を突っ込む

僕の愛は禁じられた色彩を帯びる
僕の生は(もう一度あなたを)信じる

足下の土すら信じられず
全てのことに盲目的な信仰を示そうとしながら
何度も同じ地点に立ち戻ってしまう

あなたに一生距てられた僕がここにいる
キリストの血か?それとも僕の心の変化?

僕の愛は禁じられた色彩を帯びる
僕の生は(もう一度あなたを)信じる



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「戦場のメリークリスマス」です。
懐かしいですね~
季節外れ。最近?はスケートのミキティが
フリーの演技の曲に選んでましたね。
ボレロといい彼女とは趣味が合います。
この曲は教授のピアノヴァージョン『アヴェク・ピアノ』
に収録されている・・・
フューチャリング、デビ・シルです。(今風に言うと?)
ピアノだけの主題も好きなんだけど
これはやられました。
デビちゃんの才能に。さらに2割増、いや4割、8割ぐらいの
ヴァージョン・アップだと私は感銘を受けたものです。
だいたい、私は「ジャパン」の曲はファーストの方が好きで
「ブリキの太鼓」とかどろどろ暗くなる度に
付いて行けなくなった人間なんですが。
これは暗さの中にいぶし銀のように
何かが散りばめられて~なんか快感♡
たとえゲロ吐く寸前の歌い方と言われようと
(ラルク・アン・シェルの歌い方も近い・・・?)
教授こと坂本龍一とならんで
かつては大頭連合に登録されようが
やはりデビ・シルは私の一つの美の基準だったんです。
(最近はガクトさんが最高基準点♡)





頭こうべ

2009-02-08 | 漫画



哀れなり 蝕まわれし 女のこうべ

お城に住んでいた私達8

2008-12-12 | 漫画




これで終わりです。

これも同人誌。

最初のはもっと救いのない感じだった
んですけど

年取ったおかげか
ちょっとだけ救いのある台詞に
変わりました。

救いは大事ですよね。
最後の希望ですもんね。。。。。。

お城に住んでいた私達7

2008-12-12 | 漫画

お城に住んでいた私達6

2008-12-12 | 漫画

お城に住んでいた私達5

2008-12-12 | 漫画

お城に住んでいた私達4

2008-12-12 | 漫画

お城に住んでいた私達3

2008-12-12 | 漫画

お城に住んでいた私達2

2008-12-12 | 漫画

お城に住んでいた私達

2008-12-12 | 漫画




お城
おはな

階段がある

草かご
絹のクッション

階段はのぼれる

マホガニー
映し出すひびき

どこまでも付いてくる
冷たいつちを
裸足で歩くおと

いつか
夢で聴いた
野薔薇のうた

お城
見上げる
そびえたつとう

塔には誰かがいる

グレタ

2008-12-07 | 漫画




回廊を回って
グレタが階段を降りて来る

グレタの固い決心

絹の手触り
私は捨てる

砕け散る硝子
見た事もない
赤いステンドグラス

踊る

笑う

泣く

繰り返して

グレタが階段を降りて行く










プレジャードーム32-4

2008-11-13 | 漫画
32p4コマ目

ラストです。
これで「ウエルカム・ツー・ザ・プレジャードーム」は完でございます。
長々と乗せて参りました。。。。。
お付き合いありがとうございます。

画像の掲載の仕方がやっとわかったことが
今回の大きな成果です。。。。
古いのも直しつつ
また何か漫画のお話を掲載することも
ありましょう。。。。
小説も。。。。。

その時はまた
お付き合いくださいますと
感謝感激です。。。。

by,CAZZ