Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

コープス・ブライド

2005-10-25 22:29:40 | movie
気持ちのもやもやが消えてきたと思ったら、
今度は頭がもやもやと。
どうやら風邪をひいたみたいです。
今晩は校了だっていうのに、熱で頭がほわほわしています。


さて、そろそろ週末観た映画レビューを。
土曜日は、ずっと楽しみにしてた、ティム・バートンの『コープス・ブライド』の初日。同期Yと一緒に観てきました。

期待通り、素敵な映画でした。寸分違わず期待通りという感じで、裏切りはなかったですが。
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』よりだいぶ小粒だけど、そのシンプルさがまた良し。描く世界をギュッと狭くして、濃度を上げている感じでした。
死体の花嫁がメインキャラなわりに、死後の世界がとびきり明るく描かれているので、意外に軽く楽しめてしまう作品です。おなじみダニー・エルフマン節ばりばりのミュージカルシーンも楽しい。あんな死後の世界なら行ってみたい。

そして、主人公のビクター青年以上に魅力的なのが個性溢るる脇役陣で、ちょっとしか登場しないけどもっと観たいキャラがたくさん。子供骸骨スカルガール&スカルボーイとか、胴体まっ二つおじさんとか。個人的には、腰がおかしな方向に曲がった召使いのおばあさんと、どんくさそうな魚屋の配達係(?)が好きでした。

最後は、コープス・ブライドの切ない行動に二人で涙。自己犠牲ものには弱いのよ。
ストップモーションアニメはやっぱりいいね。あの動き見ているだけで幸せ。CGで何でも表現できるようになっても、ずっとずっと残っていってほしい技術です。
ティム・バートンには、もっと短い作品でもいいから、コマ撮りダーク・ファンタジーシリーズを作り続けていって欲しいな。


同じく生者と死者の関係を描いた、恩田陸の『ネクロポリス』、上下巻読了しました。
相当ハマりこんで一気読み。下巻も、舞台となるアナザーヒルの伝統儀式やらイベントが次々展開されて、飽きない。ただ、最後もう少し主人公達に危険を冒して冒険してほしかったな。何かいきなり解決されてちょっと拍子抜け。
でも、かなりオススメです。是非映画化してほしい。読んでいて、ビジュアルがはっきりと浮かんでくるもの。ゲーム化しても楽しいだろうな~。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
心中を察してみる。 ()
2005-10-29 02:19:37
コープスブライドは、内容はもちろん、

製作にあたっての労力などを考えると

それだけで泣けてくる素晴しい映画だったねー。



中でも、印象的だったのが

コープスブライド自身のセリフ。



「結婚の夢を奪われたワタシが…」



詳細はおいておくとして、ものすごくけれんみがなくて、実感のこもったセリフに

僕の小さな胸はとてもアツくなりました。



登場人物の誰もが人間らしい。

でも、幽霊だったり欠陥があったり…。



ティムバートンはやっぱりセンスがいいね。



返信する
Unknown (caviargirl)
2005-10-31 20:56:48
>米

あのセリフには泣けたわよね~。

フィギュアはこれからいろいろ発売されるのかしら。

買っちゃいそうだあ。
返信する