Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

RUBBER JOHNNY

2005-07-16 23:33:43 | art
今日発売になった、映像作家クリス・カニンガムのビジュアルブック&DVD『RUBBER JOHNNY』を買いました。

「ジョニーは地下室に閉じ込められている、以上に活発な、姿形を自在に変えられる突然変異の子供である。恐れおののく犬を相棒に、熱にうなされているかの様な想像力を駆使し、暗闇の中で自らを楽しませる術を獲得していく」(解説より)

異形の子供ジョニー君がくねくねと奇妙に踊る。犬の目が不安げに光る。粘土細工のような顔がガラスに叩き付けられてグシャッと壊れる。そんな実験的映像が、エイフェックス・ツインの曲とシンクロして展開されます。

地下室で繰り広げられる8分間のグロテスク・ショー。ひたすら気持ち悪さ全開。
うむむ。何ともコメントしがたいのだけど、決して嫌いじゃありません。
私は、グロテスクなものを美しいと感じることが多いのですが、
これはもう、美しいとは言えないかもしれない。
決して決して一般の人が心惹かれるビジュアルではなく、とてつもなく卑猥なものを連想させるし、生理的に思いっきり拒絶されるために作っているようなイメージ。
でも無性に気になります。
ダークなものを観ると心が落ち着くのはなぜでしょう。
私も何か作りたくなってきたな。