先週末入稿が終わったので、昨日はかなりののんびりモード。
朝タワーレコードに寄ってから出社し、雑用をこなしてから試写会へ。
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の最新作『NOTHING』を観ました。
(感想はあとで)
その後また校正を送ったり細かい作業をして、夜は同期のレストランロケハンに同行。
うーん、ゆったりでした。
しかし、今日はもう手元に校正紙がやってきております。
一気に校正&校了期間に突入です。
これからひたすら取材先にファックス送ります。
タワレコで買ったのは、ダニエル・クロウズのコミック、
『LIKE A VELVET GLOVE CAST IN IRON (鉄で造ったベルベットの手袋のように)』。
ダニエル・クロウズは、映画『ゴーストワールド』の原作などで有名な、アメリカの漫画家です。
彼の作品は、今まで読んだことはなかったんですが、『LIKE A~』はシュールな空気が気になっていて、今月日本語版が発売になったので買ってみました。
これが面白くて、一気に読んでしまいました!
奇妙な自主制作ポルノ映画を観た主人公クレイ・ラウダーミルクが、それをきっかけに町を彷徨ううち、次々と不思議な事件に巻き込まれていくというストーリー。
半分魚の少女とか、目耳鼻口がない犬とか、主人公が出会うフリークスたちが魅力的。そして何より、謎に包まれたアイコン"ミスター・ジョーンズ"の描き方の上手さ!(主人公の道中にいろいろな形で現れる、秘密結社のマークを思わせるキャラクター)私も、こういうモノが登場する作品を作りたい。
かなり不条理な感じではあるのですが、全く意味分からん!ってわけではありません。断片的に登場する、不可解な出来事たちをつなぐ線はちゃんとあって(全てではないですが)、とっつきやすかったです。程よいシュールさというか。
登場する、植毛途中の男の頭がめちゃくちゃ気持ち悪くて、生理的にグッときました。
人間の顔自体から漂う気味悪さとか底知れなさが伝わってきてよかったです。
そして、作品全体をとりまく圧倒的な孤独感が印象的でした。
この作品、よく"デヴィッド・リンチ的"と評されています。確かに近いものが。でも、何となくもっと飄々としたものを感じました。たぶん、無表情な主人公のせい。リンチより湿度は低めでエロ度も低め。もっと日常に即していて、演出も大仰でなく、異形のものたちも、普段からそこにそう存在するものとして描かれている感じでした。異物感を強調していないというか。リンチのほうが中毒性は高そうですが。
朝タワーレコードに寄ってから出社し、雑用をこなしてから試写会へ。
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の最新作『NOTHING』を観ました。
(感想はあとで)
その後また校正を送ったり細かい作業をして、夜は同期のレストランロケハンに同行。
うーん、ゆったりでした。
しかし、今日はもう手元に校正紙がやってきております。
一気に校正&校了期間に突入です。
これからひたすら取材先にファックス送ります。
タワレコで買ったのは、ダニエル・クロウズのコミック、
『LIKE A VELVET GLOVE CAST IN IRON (鉄で造ったベルベットの手袋のように)』。
ダニエル・クロウズは、映画『ゴーストワールド』の原作などで有名な、アメリカの漫画家です。
彼の作品は、今まで読んだことはなかったんですが、『LIKE A~』はシュールな空気が気になっていて、今月日本語版が発売になったので買ってみました。
これが面白くて、一気に読んでしまいました!
奇妙な自主制作ポルノ映画を観た主人公クレイ・ラウダーミルクが、それをきっかけに町を彷徨ううち、次々と不思議な事件に巻き込まれていくというストーリー。
半分魚の少女とか、目耳鼻口がない犬とか、主人公が出会うフリークスたちが魅力的。そして何より、謎に包まれたアイコン"ミスター・ジョーンズ"の描き方の上手さ!(主人公の道中にいろいろな形で現れる、秘密結社のマークを思わせるキャラクター)私も、こういうモノが登場する作品を作りたい。
かなり不条理な感じではあるのですが、全く意味分からん!ってわけではありません。断片的に登場する、不可解な出来事たちをつなぐ線はちゃんとあって(全てではないですが)、とっつきやすかったです。程よいシュールさというか。
登場する、植毛途中の男の頭がめちゃくちゃ気持ち悪くて、生理的にグッときました。
人間の顔自体から漂う気味悪さとか底知れなさが伝わってきてよかったです。
そして、作品全体をとりまく圧倒的な孤独感が印象的でした。
この作品、よく"デヴィッド・リンチ的"と評されています。確かに近いものが。でも、何となくもっと飄々としたものを感じました。たぶん、無表情な主人公のせい。リンチより湿度は低めでエロ度も低め。もっと日常に即していて、演出も大仰でなく、異形のものたちも、普段からそこにそう存在するものとして描かれている感じでした。異物感を強調していないというか。リンチのほうが中毒性は高そうですが。