Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

宇宙戦争

2005-07-02 20:28:27 | movie
『宇宙戦争』を観に六本木ヒルズへ行ってきました。
けっこう期待していたのですが、これが意外に地味な作品でびっくりしました…。
あれあれ、ハリウッド大作じゃなかったの?
そう感じた原因は、たぶんストーリーがめちゃくちゃシンプルなため。
本で読む分には全然いいと思うんですが、大作として映画化するなら、もっともっと脚本で膨らまさないとダメでしょう。工夫がなさ過ぎる。映像でカバーしようとしているのですが、特に目新しい特殊効果が登場するわけでもないので、後半はちょっと食傷気味。トライポッドのデザインも好きになれなかったし。個人的には、トライポッドが人間の血を吸い上げて、深紅色のツタに水撒きならぬ"血撒き"をするシーンがもっと観たかった。

しかし、つまらないかというと、そういうわけでもなく、同作のラジオドラマを意識した大仰な口調(?)のナレーションで最初と最後を締める構成は良かったし(声はモーガン・フリーマンがやっているらしい)、突然の雷から地球が地獄絵図と化すまで一気に描ききっていて、スピード感はあり、緊張感は途切れませんでした。トム・クルーズのダサダサでウザい親父っぷりも、名子役ダコタ・ファニング嬢の泣き叫ぶ演技もけっこう良かった(イライラするけど)。

でも、オチはあれでいいんですか? 一種の皮肉として考えるならばいいんだけど。「こんなに人間が大騒ぎしても、結局は関係ないところで解決しちゃうのね」と。しかし、大きなオチはそれでいいとしても、分かれ分かれになった家族の再会はもっと盛り上げないとだめなのでは。カタルシスなかったです。
同じトム&スピルバーグコンビのSF『マイノリティリポート』のほうが全然面白いです。スピルバーグどうした。
最近『スターウォーズ エピソード3』と比較して評されていることが多いけど、比べるまでもないです。並べちゃいけません。


映画館内のショップで、また新しいスター・ウォーズグッズが。
R2-D2の携帯ストラップ買ってしまいました。ヨーダと迷ったんですが、私の白くて四角い携帯にはR2-D2が似合いそうだったので。ライトセイバーのイミテーションも欲しいなあ…。