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地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

ユーラシアプレートの中央部回転

2016-10-21 05:54:15 | 日記
 ちょっと遅くなりましたが、もう一つのヨーロッパ崩壊のメカニズムとして考えられるのが、このユーラシアプレートの中央部の回転です。
 まず、図を見てください。


 マントルトモグラフィーから、ユーラシアの中央部に地殻の厚い部分があることがわかっています。実際は、もっと内部がえぐれていたりするのですが、これは単純なイメージ図だと思って下さい。
 そして、図の日本側に地殻の生成が起き、ヨーロッパ側で侵食が起きることを想定します。すると、ユーラシアプレートの中央部の日本側が浮き、ヨーロッパ側が沈み込み、ここで中央部がぐるっと回転するような動きになります。
 そして、熱浸食で地殻が薄くなっているため、日本・ヨーロッパの地殻は、ともに一緒に移動せず、一部が崩壊して、その力を逃がすようになります。
 そのため、現在の日本側で震源の浅い、亀裂が入るタイプの地震が起きると、その分、ヨーロッパ側では、地殻上部で押す力が働き、それが地震になります。これがペルージャ地震の、もう一つの可能性です。

 となると、日本で地震が起きるたびに、ヨーロッパでも地殻のひずみが起きるため、ヨーロッパでの地震も今後多発することが予想されます。

 ペルージャ近辺で、続けて地震が起きているという情報がないので、メカニズム的には、こちらのほうが近いかもしれません。
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10月19日 12時28分 父島近海

2016-10-20 08:25:49 | 日記
 今回も喫緊の内容です。タイトルに書いた父島近海の地震。場所でいうとフィリピン海プレートの近くですよね。
 それで、この近辺の地震は、一般的に震源が下のほうで、浅くても40キロメートル。深いと100キロを超えてくることもあるんです。ところが、今回、震源の深さが10キロメートルなんです。
 ですから、メカニズムが、現在続いている中央構造線地震のような、表層の崩壊による地震で、今後も同様の地震が続くようであれば、力の逃げ道ができて、中央構造線地震の進行が少し緩まるだろうと思います。要するに、大きな崩壊が中央構造線上で起きる可能性は、少し低くなる。
 それに対し、現在の中央構造線地震と逆の力が加わった地震であれば、フィリピン海プレートの横の動きが促されることになるので、中央構造線・沖縄トラフで、また、少し大きめの地震が起こる可能性があるだろう、と思います。

 ここの少し様子を見ていこうと思います。
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北緯36度 東経137.5度

2016-10-18 05:18:38 | 日記
 今回も昨日と同様、喫緊の内容です。
 相変わらず、中央構造線の地震が続いていますが、その中で、10月10日に書いた、中央構造線近くの火山との関連です。

 昨日の12時38分。タイトルに書いた「北緯36度 東経137.5度」の地点で、M1.8、震源の深さはごく浅い、という地震がありました。
 そこで、気になるのが、マグニチュードの小さい地震。実は、火山性微動のうち、大きめで有感地震となるものが、この規模のマグニチュードになることがあります。そして、この近くにある火山というと「御嶽山」なんですよ。
 気象庁の火山情報を見ても、特に何もないんですが、ただし、ここ、記憶にある方も多いと思いますが、予兆がほとんどない状態で、突然、水蒸気爆発を起こしたという曰くのある火山ですよね。

 気象庁の情報で、火山性微動まではよくわからないので、はっきりしたことは言えませんが、もしも、火山性微動があって、それが少し大きくなってきているなら、注意しておいたほうがいいのではないでしょうか。
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16日の地震と中期塊

2016-10-17 05:46:29 | 日記
 喫緊の内容が続いていますが、今回は16日の地震について。
 10月5日に書いた、日本の中期塊についてですが、その図の緑色の線、もう少し下の能登半島よりではないか、と思うような地震が、今回、起きました。
 13時54分の石川県能登地方のものです。そして、この辺で地震が起きた後、宮城県で地震が起きている、というような傾向に思います。ですから、ここが一つのつながりではないか、と考えています。そして、ここが動くと、10月5日の図の緑と紫の線で囲まれた中期塊の周辺で地震が起こりやすい、という傾向も出ています。釧路・十勝・青森あたりですね。

 また、2日前に書いた深度20キロメートルの地震も、ここにきて増えています。
 20時02分の静岡西部。
 14時38分・16時37分・16時58分の3つの宮城県沖などです。
 自分が思っていたより、早く、20キロの地震が起き始めていますね。ちょっと注意。
 
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15日の熊本地震

2016-10-16 06:27:17 | 日記
 今回もちょっと気になる動きのお話です。
 10月15日の熊本の地震です。ちなみに、震源の深さは10キロ~ごく浅い、という状況です。

21時58分 15日21時55分頃 熊本県熊本地方 M2.2 震度2
16時29分 15日16時26分頃 熊本県熊本地方 M2.1 震度1
11時28分 15日11時25分頃 熊本県熊本地方 M2.6 震度2
10時38分 15日10時34分頃 熊本県熊本地方 M2.3 震度2
09時47分 15日09時44分頃 熊本県熊本地方 M1.7 震度1
09時45分 15日09時41分頃 熊本県熊本地方 M2.0 震度1
09時43分 15日09時38分頃 熊本県熊本地方 M3.2 震度3
07時16分 15日07時12分頃 熊本県熊本地方 M2.0 震度1
07時14分 15日07時10分頃 熊本県熊本地方 M2.1 震度1

 気象庁発表のものの写しですが、ほぼ同時刻に連発しているものが多いですよね。そのほかで同時刻に連発しているのは、12日もあるんですが、その日は2回だけ。

 それで、阿蘇山の噴火があって、そのあと、阿蘇地方ではなく、熊本地方で地震が起きているということは、火山性のものとはちょっと違う、また別の動きであろうと思います。
 そして、自分が考えているのは、噴火に伴う上昇したマグマが、今度は中央構造線の隙間に入り込んで移動を始めているのではないか、という可能性もあるだろう、と考えています。すると、そのマグマが地殻を侵食し始めると、今度は少し深い震源になることもあるのではないか、ということですね。
 もちろん、別の今まで通りの崩壊のしかたである可能性もあるのですが、ただ、群発である以上、最悪の状況まで考えておいたほうがいいだろう、ということです。
 このまま、小さな地震が続くのであれば、まだいいのですが、どこかで大きいのがズドンとくる可能性も否定できません。

 十分、警戒しておいてほしいと思います。
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震源の深さ20キロメートルの地震

2016-10-14 04:58:58 | 日記
 今日は、予定を変えて、ちょっと気になる動きについてのお話です。
 以前、現在起きている震源の深さが10キロメートルの地震の深度が徐々に下に進んでいって、20キロ・30キロとなっていくと、大きな崩壊が起きやすくなるだろう、というお話を書きました。

 そして、その20キロの地震が徐々に出始めてきているんです。
 まず、阿蘇山が噴火する直前の地震、10月8日1時46分のものがそうですね。
 それから、10月13日1時22分の茨城沖。ここは10月11日にも書きましたが、震源の深さがさまざまで、まんべんなく地震が起こっています。
 そして、10月14日4時の島根の地震。最近起こった地震で震源の深さ20キロメートルものは、この3つです。今までほとんどなかった震源の深さが、1週間で3つに増えています。ということは、地盤が徐々に深くまで崩壊し始めている、ということだと思っています。

 さて、まったく別口の話になりますが、熊本の地震、4月14日に発生してから今まで、ほぼ毎日地震が起きているんです。すでに余震なのか、火山性の地震なのかもわからなくなってきている、というのが実情ではないでしょうか。
 そして、もしもここで震源の深さが20キロの地震が頻発するようになり、その地震の幅が東は伊予灘から四国、南は九州南部からトカラ列島に広がり、東でも南でも毎日のように地震が起きるようになった場合、大きな崩壊が起きるようになるのではないか、と推測しています。
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ヨーロッパの崩壊

2016-10-13 06:40:21 | 日記
 昨日のお話で、ヨーロッパのことを書きましたが、それを図にしてみました。


 図は、一番単純な形の重心移動の考え方で書いています。実際は、中央アジアでも、崩壊が起こる可能性があるので、本当は、もう少し複雑な動きをします。

 それで、上の図は、ユーラシアプレートの最初の状況です。ここで、日本側に沈み込みが起こると、重心移動し、回転の動きが加わります。すると、ユーラシアプレートの反対側では浮上する動きが起こります。
 そのときに、ヨーロッパが乗っている地殻が自重に耐えられなくなり、表面に亀裂が入るようになります。
 ペルージャで起こった地震のメカニズムとして考えられるパターンの一つです。
 そして、もしも、ペルージャで起こった地震の余震がしばらく続いているようであれば、こちらのメカニズムで起こった地震ではないか、と予測できます。

 ただし、余震があまり起こらなかった場合、別のメカニズムが考えられます。そのメカニズムについては、次にお話しようと思います。
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日本・フィリピンとヨーロッパ

2016-10-12 06:13:28 | 日記
 今まで、日本やフィリピン海プレートの状況について書いてきました。そして、南海トラフ地震は、日本以上にフィリピンが危ない、という話も書いてきましたが、今回は、そのユーラシアプレートを挟んで反対側、すなわち、ヨーロッパ方面について書いてみようと思います。

 さて、重心移動により、プレート自体が回転するというメカニズムでは、日本で沈み込みが起こると想定すると、その逆のヨーロッパでは浮上が起こるということです。
 ところが、9月15日にアップしたマントルトモグラフィーの図をみていただきたいのですが、ちょうど、地中海のあたりは、日本の下部と同様、密度の低い物質が流れ込み、非常に地殻が薄くなっているであろう、と推測される状況になっています。
 要するに、先日、大地震がおきたイタリアのペルージャあたりは、地殻が薄くなっていて、岩盤が割れやすい~亀裂が入りやすい状況になっているだろうと思われます。
 さらにペルージャの地震は非常に震源の深さが浅かったんです。これも、今、日本で起きている震源の深さが10キロ程度のものと同様の地震が起きている、と考えることができます。すなわち、地表付近に亀裂がはいるパターンの地震なんです。

 そして、問題は、このペルージャ近辺で、熊本地震のように余震がいつまでもずっと続いているようであれば、地殻に下向きの力がかかっている、逆に、余震が収まっていて、もう地震が起きないような状況であれば、これは上向きの力がかかって起きた地震だった、ということになります。

 残念ながら、このへんの地震情報が入ってこないので、どちらか特定はできませんが、これが上向きでも下向きでも、最終的な結果は、結構、厳しいもので、日本側~アジアの東側の地震が大きければ大きいほど、ヨーロッパに与える影響も大きくなるだろう、と思われます。

 これについての詳細は次回で。
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千葉・茨城の地震

2016-10-11 04:31:08 | 日記
 阿蘇山の噴火と合わせて考えておきたいのが、千葉・茨城の地震です。この地域、中央構造線上であるのもそうなんですが、それ以上に特徴的なのが、震源の深さ。実は、ここ1~2か月ほど、10~50キロメートルまで、まんべんなく地震が起きているんです。
 ということは、マグマが浮上してきたときの、その通り道ができている可能性があるんですね。ひょっとすると、マグマがある程度まで上昇し、それによって崩壊が起きているのかもしれません。

 ですから、何か月か後になって、突然、海上に小さな島ができた、とか、昭和新山のように、どこかの陸地が盛り上がってくる、もしくは、イタリアのローマ近郊で起きたように、突然、地表に穴が開いて、そこからマグマが噴き出して来る、といったような現象が起きるかもしれない、ということなんです。

 ですから、千葉・茨城のある一定の狭いエリアだけ気温が高い、という現象が起きた場合、注意しておいた方がいいと思います。
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中央構造線・沖縄トラフ関係の火山

2016-10-10 04:48:14 | 日記
 阿蘇山の噴火で気になるのが、中央構造線近辺の火山と沖縄トラフ近辺の火山。今回はそれをチェックしておきたいと思います。
 というのは、今回は中央構造線上の火山の噴火、ということですから、今後、特に地震が起きていて、岩盤の崩壊が起きている可能性のある、中央構造線と沖縄トラフの周辺の火山も、同様に噴火を起こす可能性があるだろう、と思うからです。
 すでに噴火を起こしているところもありますが、その火山も再び噴煙を上げる可能性あり、ととらえて警戒しておくといいと思います。

浅間山
阿蘇山
霧島山
雲仙岳
桜島
諏訪之瀬島
榛名山
御嶽山
口永良部島
口之島
硫黄鳥島
桜島

 以上、比較的噴火の頻度の高い山を挙げてみました。ただ、すでに休火山と思っていた山で突然活動を始めるところもあるかもしれません。火山性微動に警戒してください。
 また、このライン上では、一応、富士山も範囲に入ると思っていてください。
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